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  1. 長崎市議会 2006-09-13
    2006-09-13 長崎市:平成18年建設水道委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前10時0分= 毎熊政直委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから、建設水道委員会を開会いたします。 〔7月28日に正副委員長と関係理事者で国土交 通省九州地方整備局及び九州旅客鉄道株式会社 に対し陳情活動を行った旨、委員長から報告が あった。陳情項目については、次のとおりであ る。 1 道路予算の確保及び道路事業の整備促進に  関する要望  (1) 市内幹線道路網の整備促進について  (2) 市内生活幹線道路の整備促進について 2 街路事業予算の確保及び街路事業の整備促  進に関する要望  (1) 浦上川線「梁川橋~元船町」間の早期完   成  (2) 小ヶ倉蛍茶屋線の早期完成  (3) 栄上為石線の早期完成  (4) 新地町稲田町線の早期完成
     (5) 長崎駅周辺連続立体交差事業及び長崎駅   周辺地区土地区画整理事業の事業化の早期   実現 3 九州新幹線西九州ルートに関する要望  また、上京陳情については、8月2日から4 日の日程で、正副委員長、内田委員、西田委員、 平野委員及び関係理事者で長崎県関係国会議員、 国土交通省、財務省に対し陳情活動を行った旨、 委員長から報告があった。陳情項目については、 次のとおりである。 1 道路予算の確保及び道路事業の整備促進に  関する要望  (1) 市内幹線道路網の整備促進について  (2) 市内生活幹線道路の整備促進について 2 街路事業予算の確保及び街路事業の整備促  進に関する要望  (1) 浦上川線「梁川橋~元船町」間の早期完   成  (2) 小ヶ倉蛍茶屋線の早期完成  (3) 栄上為石線の早期完成  (4) 新地町稲田町線の早期完成  (5) 長崎駅周辺連続立体交差事業及び長崎駅   周辺地区土地区画整理事業の事業化の早期   実現 3 九州新幹線西九州ルートに関する要望 4 急傾斜地崩壊対策事業の整備促進に関する  要望〕 〔審査日程及び陳情の取り扱いについて協議を 行った。その結果は次のとおりである。 1 審査日程については、別添の「審査日程」  のとおり審査することとし、第113号議案、  第98号議案の以上2件のうち関連部分、第91  号議案から第93号議案までの以上3件につい  ては、質疑までを一括議題として審査するこ  とに決定した。 2 陳情第9号については、委員会条例第27条  の規定により陳情人を参考人として出席を求  めることに決定した。〕 2 毎熊政直委員長 では、議案審査に入ります。  第88号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 3 光冨建築住宅部長 第88号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」の改正内容につきまして、ご説明いたします。  議案書27ページをお開きください。今回の改正は、老朽化した市営堀切西住宅を用途廃止することについて規定を改めようとするものでございます。  条例改正の詳細につきましては、お手元の資料に基づきまして、建築住宅総務課長より説明させていただきます。 4 松岡建築住宅総務課長 それでは、お手元の建築住宅部提出資料の1ページをごらんください。条例改正の概要について記載をいたしております。  1の改正の内容についてでございますが、老朽化した市営堀切西住宅を廃止するものでございます。  次に、2の住宅の概要についてでございますが、所在地は長崎市香焼町418番地1でございます。建設年度は昭和43年度でございます。構造は、木造平家建て2棟6戸となっており、現在、入居されている方はいらっしゃいません。敷地につきましては、民間事業者、これは三菱重工業株式会社でありますが、旧香焼町時代から無償貸借させていただいており、住宅除却後は土地所有者に返還する予定としております。  なお、除却費につきましては、第98号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」に計上させていただいておりますので、後ほどご審議賜りたいと存じます。  続きまして、1ページの下段、3に位置図を記載しておりますが、堀切西住宅は香焼行政センターの北側にございます。  資料の2ページをごらんください。住宅の配置図を記載しております。赤い線で囲っている部分が住宅用地645平方メートルでございます。  資料3ページをごらんください。住宅の現況写真を添付いたしております。  説明は以上でございます。 5 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。  討論を終結します。  これより採決いたします。  第88号議案「長崎市営住宅条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 6 毎熊政直委員長 ご異議ないと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決するべきものと決定をいたしました。 〔建築住宅部の所管事項調査として、訴訟の現 況についての調査を行った。〕           =休憩 午前10時17分=           =再開 午前10時19分= 7 毎熊政直委員長 委員会を再開いたします。  次に、第87号議案「長崎市いこいの里条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 8 椎木都市計画部長 第87号議案「長崎市いこいの里条例の一部を改正する条例」について提案理由をご説明いたします。議案書は21ページからになっております。  今回の改正は、長崎市いこいの里の管理運営について、指定管理者制度を導入しようとするもので、指定管理者の指定の手続、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲、その他所要の事項を定めようとするものでございます。  皆様方既にご承知のとおり、いこいの里の管理運営につきましては、昨年度まで本市と株式会社ファームとが共同で行ってまいりましたが、同社の撤退という事態が生じ、本年度は同社から無償譲渡を受けた施設を含め、市の直営で管理運営を行っているところでございます。  しかしながら、年々減少傾向にございます入園者数に歯どめをかけ、市民ニーズに即した運営を行い、市民サービスの向上と経費の削減を図っていくためには、本市のみではなく民間の創意工夫と民間活力を最大限活用することが必要不可欠であると判断し、指定管理者制度を導入しようとするものでございます。  詳細につきましては、都市計画部提出の委員会資料によりまして、いこいの里事務所長からご説明をいたします。 9 大久保いこいの里事務所長 それでは、お手元にお配りいたしております資料に基づきましてご説明をさせていただきます。  まず、資料の1ページをごらんください。これは長崎市いこいの里条例の改正概要を記載したものでございます。  1の改正理由及び2の改正概要につきましては、先ほど部長がご説明いたしましたとおりでございます。  次に、3の改正の内容でございますが、表の左の欄に改正後の条例の見出し、右の欄に改正の内容を記載いたしております。  改正の内容といたしましては、第2条の指定管理者による管理の規定、第3条の指定管理者が行う業務の規定などがございます。  条文の詳細につきましては、改正条例案の新旧対照表を資料の14ページから21ページに添付いたしておりますが、改正の箇所にはアンダーラインを引いておりますので、後ほどご参照いただきたいと思います。  なお、改正条例の附則におきまして、施行期日を市長が定める日からといたしておりますが、例年4月の後半から5月初旬にかけてのゴールデンウイークの時期には入園者が多く、指定管理者にとりましては、大きな収益が期待できる時期になることを勘案し、平成19年4月1日からの施行としたいと考えているところでございます。  次に、いこいの里の施設概要を資料の2ページから5ページにかけて記載いたしております。  資料の2ページと3ページには、いこいの里の名称、所在地、面積などを記載いたしておりますが、3ページの7.入園者数の推移についてご説明いたします。  平成16年度までは25万人程度の入園者数でありましたが、昨年度はファームが撤退を視野に入れ、これまで集客対策として行ってきたキャラクターショーを開催しなかったことや、同社の撤退表明により、旅行代理店による利用の減少などの影響で23万人を切る入園者数となっております。  また、本年度の入園者数も、8月末現在で昨年度と比較して3万人程度減少しておりますので、本年度は20万人の入場も危ぶまれる状況となってきております。  次に、資料の5ページ、指定管理者に管理を行わせる範囲についてご説明いたします。  これは、あぐりの丘の全体面積約50ヘクタールから長崎市道や未整備の雑木林などを控除した約28ヘクタールといたしております。  次に、資料の6ページから7ページにかけて記載いたしております指定管理者制度導入の考え方についてご説明いたします。  1の導入方針でございますが、現在、いこいの里は直営で運営しておりますが、今後は、いこいの里の管理についても指定管理者制度を導入し、市民サービスの向上や経費の削減を図ることといたしております。  2の指定管理者が行う業務につきましては、項目として大きく4点を挙げております。そのうち、その他いこいの里の運営に関して必要と認める業務といたしましては、事業計画書、収支予算書の作成ですとか、事業報告書の作成などがございます。  次に、3の開園時間及び休園日につきましては、市長の承認を得て指定管理者が定めることといたしております。  4の指定期間につきましては、市議会議員の皆様の任期中に1回は指定議案の審査をしていただくということを考慮いたしまして、平成19年4月1日から平成23年3月31日までの4年間を予定しております。  5の管理経費でございますが、いこいの里においては、指定管理委託料と利用料金制度の併用方式を採用することといたしております。その詳細につきましては、後ほど資料の8ページでご説明させていただきます。  6の応募資格としましては、法人その他の団体であること、長崎市内に本社を有する者であること、長崎市から公の施設の運営について助成を受けていない団体であることの3項目を条件といたしております。  次に、7の応募者の制限についてでございますが、これは継続的に安定した管理能力が必要とされるため、指定の期間、これは4年間でございますが、業務をとんざすることなく実施できる経営能力を勘案いたしまして、応募者の制限として一般的な欠格事項を記載いたしております。  次に、7ページの8.公募期間でございますが、これにつきましては、資料記載のとおり3カ月間ということで予定をいたしております。
     9の選考方法につきましては、指定管理者選考審査委員会を設置し、選考することといたしております。  次に、資料の8ページ、委託料・利用料金併用方式の概要についてご説明いたします。  利用料金制とは、公の施設の使用料を指定管理者の収入として収受させることのできる制度のことでございます。  いこいの里の場合、駐車場料金などの利用料金収入のみでは施設の維持管理に必要な経費を十分に賄うことができませんので、利用料金と委託料の併用方式を採用することといたしております。  併用方式の効果といたしましては、施設の管理運営経費から利用料金収入を差し引いた額を委託料として指定管理者に支払うことで、経費の縮減が見込めることや、指定管理者が利用料金をみずからの収入とできることでインセンティブ効果が働き、集客効果のある魅力ある事業の実施など、市民サービスの向上が期待できるものと思っております。  なお、利用料金収入の対象としましては、駐車場料金、行為の許可に係る利用料金及び附属設備の利用料金がございます。  なお、ただいまご説明いたしました委託料・利用料金併用方式のイメージ図を下の方に記載しておりますが、指定管理者が提案した額を基本とし、その収支差し引き額を委託料として指定管理者に支払い、実績として、支出が減少したり、収入が増加した場合は指定管理者の利益になり、その逆に支出が増加したり、収入が減少した場合は損失になるということでご理解をいただきたいと思います。  次に、資料の9ページ、指定管理者の行う業務についてご説明いたします。  指定管理者の行う業務といたしましては、行為の許可その他いこいの里の利用に関する業務から、これらの業務の周知を図るために行う広告宣伝に関する業務の6項目と、これ以外に指定管理者がその提案に基づいて自主的に行う業務がございます。ただし、下の米印に記載しておりますように、店舗の運営に関する業務、その他施設の設置目的の範囲内で行う業務により利益が生じた場合は、その利益の10%を市に還元していただく予定といたしております。  また、有料で行う遊戯事業等につきましては、行政財産使用料条例に基づく土地または建物の使用料を市に納入していただくように考えております。  ただいまご説明いたしました指定管理者の業務を模式図にあらわしたものが、資料の10ページ、指定管理者制度導入時のいこいの里業務の区分でございます。  図の中央にあります指定管理者の業務のうち、上段の業務は、資料の9ページでご説明いたしました3から7の業務に当たるもので、この業務に必要な経費は、商品の売上収入等によって賄っていただくことになります。  下段の業務は、資料の9ページでご説明いたしました1と2の業務に当たり、この業務に必要な経費は、市がお支払いする委託料と駐車場料金等の利用料金収入により賄っていただくことになります。  次に、資料の11ページ、平成16年度から今年度までのいこいの里管理運営経費でございます。  この表には、いこいの里と同じ園内にあります農林部所管のバラ園の維持管理経費を含めた形で、歳入、歳出及び市の実質的な持ち出し分となります収支を記載しております。  なお、現在農林部所管でありますバラ園につきましても、指定管理者制度への移行後は指定管理者に一括して管理をお願いするように予定しております。  次に、資料の12ページ、指定管理者制度導入スケジュールでございます。  選考審査委員会、公募、議案審査等のスケジュールを記載いたしております。  表の3段目の公募につきましては、その期間を10月から12月までの3カ月間を予定しており、その後、選考審査委員会での候補団体の絞り込みが行われることになりますので、指定議案の上程が日程的に12月議会には間に合わず、来年3月議会にならざるを得ません。そこで、指定管理者へ移行するための準備期間が非常に短くなります。このため、3月議会におきまして指定議案のご審議をお願いいたします際には、会期途中での議決をいただくなど、特段のご配慮をお願いしたいと考えております。その節はよろしくお願いしたいと存じます。  次に、資料の13ページ、選考審査委員会の設置についてご説明いたします。  指定管理者の選考に当たりましては、公正かつ適正な審査を行うために、5名以内の外部委員から成る指定管理者選考審査委員会を設置いたしまして、最も適当と認められる候補団体を選考することにいたしております。  選考審査委員会の設置時期につきましては、今議会においてこの条例改正をお認めいただきましたら設置をし、すぐに選考基準等を策定し、10月から指定管理者の公募を始めたいと考えております。  また、委員の人選につきましては、公認会計士または税理士及びレクリエーション施設等の運営に関し専門的な知識を有する方などを予定いたしております。  なお、この委員会の設置に要する経費につきましては、この後、審査をお願いいたします一般会計の補正予算において計上させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、資料の14ページから21ページには条例の新旧対照表を、22ページから35ページには指定管理者の募集要項(案)を、36ページから42ページには指定管理者の業務仕様書(案)を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと存じますが、特に、募集要項(案)の資料の24ページの6.管理の基準の(1)イの休園日につきましては、冬場で入園者が少ない12月1日から2月末までの平日を休園日とするなど、極力利用実態に即した形で対応していきたいと考えております。  また、25ページ、(6)雇用継続への配慮で、指定管理者が従業員を新たに雇用する場合には、現在の長崎市いこいの里事務所の嘱託職員、臨時職員及び平成17年度時点であぐりの丘に従事していた職員の雇用に配慮していただきたい旨の記載をいたしております。  以上で、私からの説明を終わらせていただきます。 10 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。 11 板坂博之委員 まず、私は基本的にはこういうことでいいのかなというふうに思うんですが、問題はですね、駐車場の料金とか、そういうのが当然指定管理者に入っていくわけですね。これの値上げをするときはどうするのか。  それと、これはもう一括して街のエリアも私は安い土地料といいますかね、安いお金でもう貸してしまった方がいいんじゃないかと。例えば、ここに書いてありますようにね、利益が出たときは市に還元してもらうとか書いてありますよね。10%を本市に還元することとか、もうこういうことをしないで土地の使用料を安くして一括して指定管理者に貸し付けた方が、その方がせからしくないんじゃないんですか、手続上もね。私は基本的にそう思うんですよ。  それともう1つ、委員の人選なんですが、前回のその指定管理者がたくさんありましたけど、そのときもやっぱり委員に問題があるんじゃないかという話も各委員会で出ております。ここは、委員の人選はやっぱり慎重にやってほしいと思います。  特に、こういう施設をよくわかっている方、例えば、公認会計士または税理士というのは、その会社の規模しかわからんわけでしょう、実際問題として。というのは、これはプロポーザル方式になるはずですよ。恐らくそうですよね。実際ここの現場のことが本当にわかっている人をやっぱり選考委員にお願いをせんと、おかしな話になりますよ。もう一番の問題は、あのグラバー園がそうでしょう。あのときは各委員から、これは選考をやり直せという話が出ましたけどね、全くグラバー園に対しての素人さんが選考を一生懸命やっとるんですから。だから、そういう意味では、確かに公認会計士、税理士というのは、私は、これはそこの応募をしてきたところの会社の内容を見るためには必要だと思うんですけど、よく人選を私は慎重にやってほしいと思います。 12 椎木都市計画部長 まず、駐車場の料金の関係でございますけど、これは駐車場の料金を値上げするという場合には、条例の中で規定している以上の料金を取るということはできないわけですので、料金値上げという事態のときには、条例の改正をまず先にする必要があることになるというふうに考えております。  それから、街のエリア、憩のエリア、こういった部分に関して一括して安い使用料で、貸し付けて運営をしてもらう、そういう考え方はどうかというようなご質問でございましたけれども、そういったことも1つには考えられるかということで私どもも実はいろいろ検討はさせていただきました。そういう中で、一括して使用料をいただくというような考え方は、ファーム時代とある意味で同じ考え方に実はなるわけですけれども、その料金を安くというのをどういったところに基準を置いてするかということについては、非常に難しい部分がございました。  そういうふうなことから、基本的には株式会社ファームといいますのは、このあぐりの丘の運営に失敗をして撤退をするという、そういった形になったわけでございますけれども、それについては経営的に非常に厳しいというような実態があったというふうなことで理解をしておりますので、あぐりの丘を市民の皆さんに活用してもらうためには、指定管理者の負担を可能な限り軽減できないかというようなところから発想をしまして、特にあぐりの丘、いこいの里においでいただく来園者の方々の利便のためにぜひともこれはしていただきたいというような、レストランでございますとか、売店でございますとか、そういった部分に関しましては、基本的には施設の使用料というのはいただかないという形にして、しかし、ただそれだけではやはりほかの市の施設との均衡という点で失する部分もあるかということから、利益が生じた場合にはその一部を市に還元をしていただこうという考え方。  もう1つは、やはり遊戯事業という、ある意味で指定管理者の方に自由に提案をしていただいて、その中で事業をしていただくというような部分に関しましては、これは最初からその部分に限って使用料をいただいた上で指定管理者に事業を行っていただく。それに関しては、市と相談をしながら運営をしていただく。そういうふうな枠組みが、今回、指定管理者制度を導入するに当たって、安定的に指定管理者の方に運営をお任せできる枠組みとしては、現時点ではこういった考え方が一番よろしいんではないかというようなことで、実は検討した結果でございますので、確かにちょっと煩雑な部分というのは出てくるわけですけれども、こういった枠組みを今回の指定管理者導入の形にしたというところについてはご理解をいただければというふうに思います。  それから、選考審査委員会の委員の人選の問題でございますけれども、これはもう確かにあぐりの丘の運営という部分を十分に理解をしていただける方に委員になっていただくということが重要であろうというふうに思っております。  そういう意味で、委員の人選につきましては、13ページのところに選考委員会の設置についてという部分を表示させていただいておりますけれども、あぐりの丘はまずは公園的なですね、園としての維持管理、環境の整備、こういったものが非常に重要な要素でございます。そういう意味で、造園に関して専門的な知識を有している者、あるいは当然ながら市民の皆さん、それから観光客の方にも、ぜひこれはおいでをいただければというような、そういうふうに思っておりますので、例えば、テーマパークでありますとか、こういったレクリエーション施設、こういったことの運営に関して専門的な知識を有する者という形で、今、実はどなたにお願いをすればよろしいかということを人選しているところでございます。そういう点については、ぜひ間違いのないようにやってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 13 川下勝己委員 2点ほど。委託料・利用料金併用方式の概要、いわゆる利用料金制度で指定管理者の収入として収受できると。この方式は非常にいいとは思うんです。やる気を持ってやらないといけないと思いますし、いいのかなと思いますが、これがうまいとこいけばいいんですけれども、利益が出たら10%を市に還元をさせるということでありますが、これがうまいとこいかなかった場合には損失もあるわけですが、そのときはどういうふうに市の対応はなるのかということが、1点と。  もう1つは、募集要項の中に休園日を設けられております。これは12月1日から翌年の2月末日まで、土日あるいは休日以外の日と。これについては、確かに冬は客が少ないということだと思うんです。しかし、指定管理者の立場からいえば、やはりこういうところも活用して何らかの方法はないのかと、こういう工夫させることも必要じゃないのかと思います。任せたけれども、ここはだめよというふうなことを頭から言うんじゃなくて、いろんな工夫をしてやるような、そういう配慮をもう少しね、幅を持たせて彼らの運営能力を生かしてやるという方法も必要じゃないかと思うんですよ。そういう意味におきまして、これ一考して、考えていただきたいなというふうに思っています。  以上、2点です。 14 椎木都市計画部長 まず、利用料金と委託料の併用方式の場合のうまくいかなかった場合という、そういった場合ということでの取り扱いでございますけれども、これについては、ある意味でいろんな形で提案をしていただいた上で、それを選考してから指定管理者を決定していくというふうな、そういう形で考えておりますので、そういううまくいかないという事態が生じないような提案をまずはぜひ私どもとしては期待をしているところでございます。  実際にそういうふうになった場合には、これは委託料・利用料金併用制という中で、収入が見込み、提案額を大きく下回るとか、そういった形でうまく立ち行かないというような、そういった事態が生じるということは可能性としてはあることでございますから、そういうことに関しましては、この募集要項の中では、市の方がまずは毎月の事業報告を受けるという形で、その状況を見ながら適切に指導して、それでやはりうまくいかないということであれば指定を取り消すと、契約の更新をしないというような形の協定を結ぶような、そういう形でなるべくあぐりの丘が継続的、安定的に運営が確保できるように考えてまいりたいというふうにしているところでございます。  それから、休園日についての問題でございますけれども、これは1つの基準としてこういうふうな形にしておりますけれども、提案という形では、もちろんいろんな提案というのはあり得るというふうに思いますので、その提案を拒まないような形の募集のやり方というのをしたいというふうに考えております。  以上でございます。 15 平野だいとし委員 私の方からは、スケジュール的なことの確認をさせていただこうかと思っています。  今9月ですので、今から、10月から12月まで3カ月で募集をするということですけれども、ここの施設は、今ありましたように、いろんな、農園のことも詳しくないといかんし、また、そういうレクリエーションみたいなこともいろいろ詳しくないといかんというふうな、さまざまな要素を持った、視点を持った業者じゃないとなかなか難しいような気がするんですね。ですから、今のこの現状でそういう応募の見通しというのが、ちょっとあれでしょうけど、あるのかなというのがちょっと老婆心ながらあるわけですけれども、今その見通しがもしこういうところで手を挙げているような方がおられるんだということであれば、そういうお答えをしていただければいいと思います。  もし、これがなかった場合、またずれ込むということになった場合に、その後のスケジュール、やっぱりスタートするのは4月、5月、6月、ゴールデンウイークにかけてが一番いいわけですけど、それが間に合わないというようなことになる可能性もなきにしもあらずなんですけれども、そういったことに関してどのように、おくれたときの対応ですね、現在のそういう応募の見通しがあるのかどうかということについて、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 16 椎木都市計画部長 まず、そのスケジュールが非常に込み合っているといいますか、先がつかえた形での今提案をさせていただいているということについて、確かに指定管理者の指定をするというところまでですね、あぐりの丘自体が非常にいろんな業務が複合をした形の施設でございますから、その応募というのが、例えば、どこかというような形というのは、なかなかこれは予測が難しいという気がしております。いろんな業務をどこか核になる安定した経営能力を持ったところとか、ほかのいろんな業務のところとある意味でグループを組んで提案、応募をしていただくとか、そういった形があればそれはそれで非常にいいことではないかなというふうに思っております。  ただ、今の時点ではまだそこまで私どもとしてどこがお願いできそうだとか、どこにというような形でのものは、こういった議案審議の前の段階で私どもとしてはするわけにはいきませんので、今の時点ではまだ見込みというのはつかんでいないところでございます。  ただ、もし応募が見込まれない、あるいは応募の内容が一定の水準に達しないというような場合には、これについては再度公募をすると、再公募という事態も考えられないことはないというふうに思っております。その際には、また議会の方に、皆様方の方にこういったことでというご報告をさせていただいた上で、その次のステップでどのようにしていくかというのをまたご相談をさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。 17 飛田典子委員 私は、13ページの委員の構成の中の委員の人選の中に、熊本県のようにですね、こういう遊具があるという施設だけにこだわらず、ユニバーサルデザインでやっていく企業、そういう企業しか参入させないという、きちっとした厳格な姿勢を持っております。私は、特に今後は子どもを中心にした、そしてまた、子どもを中心にした目線で、そしてまた防犯、それから遊具の安全性に本当に知識を持った方、こういうことが非常に大事になってくるのではなかろうかと思っております。ですから、そういう方をまず委員の中にぜひ入れていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。  特に、いろんな要望がありますのは、県外から孫を連れて帰ってきても、長崎市は遊具のある遊びに連れて行ける場所がないと。網場もなくなった。ペンギン水族館はありますけれども、福田の遊園地もなくなった。特にここはゴーカートとか乗馬とかありますので、本当にこういう子どもと動物の触れ合いに専門の方とか、非常に大事になってくるのではなかろうかなと。最高の場所にしていただきたいなと思っておりますので、要望しておきたいと思います。 18 深堀義昭委員 見えないんです、条例の中身が。あとは条例を出して応募された方の、応募の中身のときに審査をすれば済むことだろうと思いますが、行政としては、この公園は植物管理をすると、公園としての植物管理をすると。あとの箱物その他は規格外なんですね。一定、建築基準法には合うていないんです。そうする中で、提案をされた皆さん方がどう使うか。そして使って利益を上げたら、その10%を戻してもらうと。そして危険が伴う遊具については、業者がしたくないと言えば、それはやめていいんですよというような形であれば、公園の主体を、今直営で管理をしておられることを主に、この条例の中に盛り込むのか。これは1日も休まれないんです、管理はね。しかし、閉鎖もすると、休園日も置いているということからいけば、どっちを主体にしてその指定管理をお願いしたいのか、その1点だけはきちんと教えてください。 19 椎木都市計画部長 資料の10ページの横書きになっておりますけれども、いこいの里業務の区分というところをちょっと見ていただきたいと思いますけれども、ここの真ん中の指定管理者の業務という部分の下にございます。市が支払う委託料及び利用料金収入によって必要な経費を賄う業務ということで、造園、あるいは動物、施設、設備の管理、駐車場の管理、園内の警備でありますとか、そういった清掃でございますとか、こういった部分があぐりの丘としては一番基本的な業務であるというふうなことで、これについて、市としては必要な経費は当然ながら委託料として支払うという、そういった枠組みをとっております。その上でいろんな指定管理者に努力をしていただいて、その駐車場の使用料等、収入がある部分については、指定管理者の収入とするというような形の利用料金制度を併用することによって指定管理者が努力をしていただきましたら、その努力がある意味で結果として報われるというような、そういうふうな枠組みというのを考えているというところでございますので、まず基本は、あぐりの丘が園として整った環境で市民をお迎えするというところを基本に考えているというところでの条例の構成にしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 20 深堀義昭委員 書いてあることはよくわかるんですよ。実現不可能なことが書いてあって、結果的には提案者じゃないと、この提案者がどう今書いてあるものを運用して利益を上げるかと。そしたらね、この施設を使い切らんから、応募じゃなしに、造園業の皆さん方は専門職ですからそれなりのノウハウを持っていますよね。しかし、4年間のうち1年ぐらいたって、ほかの施設を使おうと思うけれども、なかなか客も来んし閉めたいんですよと。建物は古うなって雨漏りはしよると。駐車場は穴のほげてどうしようもないと。修繕費もその利益からはペイできないというような状態というのは何も把握されていないんですよ、この指定管理を受けようとする人たちはね、まだ。  そしたら、どっちを、公園を主体にして残したいのか。というのは、過去にあるんですよ。この公園はこれだけの30億円、40億円だったですか、かけるけれども、倒産して出ていけば市は丸もうけですよというのが前の都市計画部長の話なんです。そのときは公園として使えばいいじゃないですかと。再利用をするという考え方はその当時全くなかったですよ。だから、つくらせて設備を入れて直営でしていけばいいんだというのが、あれを誘致したときの市の考え方なんです。だから、私が聞いているんです。そのまま遊具として稲佐山みたいに金を取らないで、置けるものは置いて直営管理をしてやるのか。公園自体をやるとすれば、その公園の管理を委託だけするのかということも1つの参考資料としておかなければ、出しましたよと、グラバー園の二の舞をして指定管理にはなじまなかったということにならないかということなんです。だから、あくまでも私は前のつくるときのいきさつはこうだったのを十分承知をした上で、今の施設を有効に使って利益が出れば市の方に10%もらいますよというような、あめ玉をかんだような話をあなた方がしてね、果たしていいのかなと。  まあ条例ですから、あと出てきますから、それ以上のことは言いませんが、過去のいきさつから言えば、ここは公園として管理をすると、倒産後は。歴代の部長がつくるときの説明のときに、蔵治さんが議場の全員協議会の中ではっきりおっしゃっているはずです。  そういうことも含めて、本当にある意味で半年ぐらいしか事業はできないんです。そのかわり1年間は管理をしなきゃいけない、丸々ね。そういう形からいけば、果たして条例はつくるけれども、指定管理というあれになじむのかと。切り離してしもうて指定管理をするとするならば、公園清掃委託ぐらいのものを出した方がいいんじゃないかと。これはつぶされないわけですから。そして、稲佐山みたいに市民に親しんでもらい、子どもたちの遠足とかなんとかに使い、いろいろなことに使うことも考えてもいいのかなと思うわけですけどね。  条例ですから提案された以上は審査をしますが、その後の指定管理の業者の応募、その他のときに、的確にどうなっているのかということについては審査せざるを得ないと思います。 21 内田隆英委員 基本的にこうした公園等については、私は名前のとおり、いこいの里ということで、市民の憩いの場としてやっぱり直営で運営するというのが基本だと思うんですよ。  そうした中で、あなた方が指定管理者制度で出してきている中で、毎年毎年、入園客が減っている中で、この資料としては支出をしとって、利用料金収入を差し引くと。そしてなおかつ9ページに書いているように、利益が出た場合は10%還元するという形で、非常に絵にかいたもちのように映るんですよ。実際そういう目安、めどというのが、あなた方は今回のいこいの里をこうした指定管理者制度にして、そういう収益等を見込んでおるというのはあるんですか、確信が。 22 椎木都市計画部長 今、絵にかいたもちというような形でご質問をいただきましたけれども、株式会社ファームが平成17年度末をもって撤退をしたということで、その撤退の原因というのは、ある意味で経営に失敗をしたというようなところにあるわけでございますけれども、その中で、例えば、あそこのいこいの里の中にはファームがみずからつくってみずから所有をしていた施設がありました。これについては、当然ながら固定資産税がかかっていて、市としては、その固定資産税を徴収していたわけです。これについては、途中で何度か税の対象にする部分というのをいろんな形で議会とご相談をさせていただいて狭めたとか、そういったことはございましたけれども、基本的に税がかかっていた。それから、土地、建物についてもファームが使用する分については、それを徴収していた。それから、例えば、浄化槽でございますとか、光熱水費でございますとか、園の維持管理に関する部分についてもファームに応分の負担をしていただいていたというような部分がございますけれども、それに関しては、市がすべてを所有する施設になったという意味からはその負担がなくなると。指定管理者にとってはですね、その負担がなくなるという意味で、いわゆる指定管理者の、このあぐりの丘を対象とした運営という意味では負担の軽減策というのはとられているんではないかというふうな考え方をしておりますので、今のこの枠組みの中でぜひ応募がございますように私どもとしては期待をしている、そういうところでございます。  以上です。 23 内田隆英委員 それでは、市の考えがね、そういうあれで成り立っていくというふうな考えでやっているんでしょうけれども、例えば、指定管理者制度で指定をすると、選考して決めると。そうした場合、指定管理者に対して、この公園維持に関して、サービス等、市としていろんな意見を述べることはできるんですか。 24 大久保いこいの里事務所長 資料の34ページをごらんください。  事業の実施状況等につきましてモニタリングを実施しまして、それによりましていろんな業務改正であるとかいうものがございましたら、そういうことを指示するようにいたすことと考えております。  それと、そのほかに施設の利用者のアンケート調査等もやりまして、それを反映させていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 25 内田隆英委員 実際に、厳密にやっていただきたい、というのは、毎年、集客数が減っている中で、いろんなファームの時代からあった中で、例えば、もう恥になるけれどもね、伊王島の場合、海水浴場は直営でやっていたんですよ。やっていて非常に評判がよくて、毎年毎年、海水浴場は集客率が上がってきていた中で、ことしは指定管理者制度ということで、やすらぎ伊王島に指定管理をさせたわけですたいね。どうなったかというと、接客サービスが悪い、トイレ掃除もなっていないとか、もう二度と来ないというね、本当に1年の風評によって来年度は減るんじゃないかというのをみんな心配しているんですよ。そういう中で、例えば、ござをですね、これまで直営でやった場合はござを敷いて、ぬれた場合は次の客が来たらそこで新しいござにかえて桟敷を開放していたのを、もうそのままぬれたまま出すとか、長崎バスの従業員の方が言ってもそういうことを改めようとしないと。ますますそうした評判が悪くなるということを心配しているわけですよ。  そういう点では、例えば、あぐりの丘がこれまでいろいろあった中で再出発しようとしている中で、あぐりはこうだ、アンケートをとって、こういう指導をぜひ徹底して集客率を上げるようなことはやっぱり必要だと思うんですよ。そのことを要望しておきます。 26 中田 剛副委員長 1点だけ質問しておきたいと思うんですが、これまで活用してきた既存の施設、そういうものを活用して営業そのものは今後もやっていくわけですたいね。活用して実施した経過は、いわゆるファームという形でね、最終には撤退するという形で、その経営の中身もほとんど明らかになっていると。だから、これまでのそういう経過等々を通して、このあぐりの丘をどう具体的に運営をしていけばうまくやっていけるのかと、あるいはどっかに思い切った方法をとらないと、これはなかなか簡単にはいかんぞというところも大体ほぼ明らかになっていると思うんですよ、内容的にね。  だから、私は形を整えて、最終的に指定管理者制度に移行していこうというのは、それはそれとしていいと思うんですが、逆にね、市サイドそのものがもっとこうやらんとうまくいかんのじゃないかと、あるいはこういうところはこうしようと少し思い切った方向を出していかんとですよ、これは指定管理者制度に移行しようとも移行しないでもそんな簡単にうまくいかんのじゃないかと。だから、いきさつがありますからね、形だけは整えておこうということだけが、私は好ましいことじゃないと思うんですよ、いずれまた破綻が来るということではね。だから、そういう点では市サイドの論議を十分に尽くして、こうすればうまくやっていけると、頑張ってみようと。大体部長、その確信はあるんですか、私はその辺が必要だと思うんですが。 27 椎木都市計画部長 ただいまの市そのものが何らかの形で、このあぐりの丘についての方向性をきっちりと出すべきではないかというようなご質問でございますけれども、これは、まずは株式会社ファームから引き継いだ施設を含めて現在あぐりの丘にあります施設、建物等、こういったものをいかに活用して市民の皆さんにこれを利用していただくかというのが、まずは今求められているものであろうというふうに考えております。それを何とかうまくやっていく、運営をしていく枠組みとして今回こういう提案をさせていただいております。  それから、もう少し中期、長期の先の方のことまである意味で考えるといいますか、これについては、先ほどの深堀委員からのご意見のお答えにもある意味ではなろうかと思いますけれども、今のあそこのあぐりの丘の中の建物類もやはり経年的には劣化をしてまいります。非常に雨風が強いところですから、そういう傷みやすいそういう場所でもありますから、あの今の状態がいつまでも続くというふうには実は私どもも考えておりません。  そういう意味で、私どもだけでなく、市内部の総務でございますとか、あるいは企画でございますとか、そういった関連の部局ともいろいろ今、検討、相談をしながら、将来のことも今後きっちりと考えていく必要があるというようなことを実は議論をしております。そういうふうなことで、これは指定管理者が1回、あるいは2回というふうに今後運営をされていく中で、市としては、やはり最終的なきっちりとした方向性を出していくという必要があるというふうに考えておりますから、そういった作業は今後とも続けさせていただきたいというふうに思っております。  以上です。 28 中田 剛副委員長 部長ですね、少なくとも指定管理者制度に移行をしてでも、やっぱりこのいこいの里を最終的にね、これまでの事業を引き継いで発展させていこうということであなた方は提案しておるわけでしょう、内容的にはね。しかし、今の見解を聞いてみると、もう完全に後ろ向きじゃないですか、今の意見を聞いてみるとね。それはあんた、最終的に指定管理者制度に2度、3度移行してみて、うまくいかんやったらそのうち建物も古くなると。これはもういよいよ自然型公園に持っていこうと、こういうことでしょう。それはね、やっぱり背信行為ですよ、そういう形であれば。そこを言うんであれば、もっといきさつ、経過もあるわけですから、市の内部で十分な論議をして、これまではこういうところだったけれども、この辺をこう改善したら、こういう営業、運営ができて市民の皆さんをもっと呼び込めるはずだとか、そういう見通しのあるところまでは私は論議すべきだと思うんですよ。その上に立って、これは見通しが立たんというんだったら、やっぱりその時点で方向性を切りかえると。例えば、深堀委員から言われたようにね。私はそういう方向性というのを市の論議の中でぴしゃっとやっぱり定めるべきだと思いますよ。  もう見解要りませんから、そういう意見があったということはひとつ胸におさめておってください。 29 椎木都市計画部長 少し私の発言が誤解を与えたと思いますから、決して後ろ向きにこういった形で議案を提案させていただいているということはございませんので、その点だけは誤解をいただかないようにお願いをいたしたいと思います。よろしくお願いします。 30 西田実伸委員 1点だけ質問いたします。  スケジュールの関係ですけれども、4月のゴールデンウイークですか、あれに向けての開園で今回の提案になったと思うんですが、いろんなエリアがあるんですけれども、特に街とかなんとかは3月以降の1カ月間の引き継ぎでどうにかなるかなと思うんですが、動物がいる村のエリア、特に動物は癖がありますから、いろんな形でここも目玉の1つなので、この1カ月間でその動物たちの完全な移行ができるのかなということで、例えば、市の方でどういうふうな引き継ぎを考えられているのか、教えていただきたいと思います。 31 大久保いこいの里事務所長 ただいまご指摘のように、動物というのは、もう毎日世話が必要でございますので、1日もあけるというわけにはまいりません。  私どもが今考えているのは、あそこで先ほど雇用の継続の問題ということもございましたので、その辺のところをですね、今現在私どもにおります嘱託職員の方に意向調査も含めて今確認をしている状況でございますが、その辺をある程度配慮していただくように、次の指定管理者の方にはお願いしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 32 奥村修計委員 条例でございますので、ちょっと私もずうっとさっきから答弁を聞いていましたけれども、非常にこれは消極的ですね、私はそう思います。なぜかといいますと、確かに長崎の冬はよそから比べると暖かいわけですよ。12月1日から2月いっぱいを休園にして、土日だけあけると。これは指定管理ですから、もう管理は絶対せにゃいかんわけですね。しかも、建物の中も利用して、もうかったら10%もらうと。3カ月間ね、閉鎖しとって、土日だけ動かして、それで利益が上がるという甘い考えがありますか。  条例の中にこれを組み込みますと、これが生きてくるんですよね。ですから、私は長崎においては、12月1日から2月の末までの休園というのはね、土日を除いて、これはおかしいと思うんですよ。12月でも暖かいでしょう、寒い日もありますけれども、1月だって、ぽかぽかして成人式のにきはぬくいときがありますよ。それを決めつけてね、もう3カ月間は、土日以外はあけないと。しかし、管理はずうっとしていくんです。これは動物もおりますし、いろいろな植栽もしてありますからね。費用はそうかからんですよ。それをあえてここで休館にするというのは、条例にこれをうたいあげてくるということは、非常に今度受ける方々にとっては、意欲を燃やしてやろうと思ったって、3カ月間も休みやったら利益が上がるもんですかと、お客さんは来ませんよということをあえて行政が言って、逆に言ったら、その分の費用を払いますよと言ったら何もせんでもらえるという形になりますよ。ですから、この施設を利用して、どんどん活用していただいて多くの方を呼ぶのは冬だってできるじゃないですか、施設の中で。そうでしょう。施設の中でできるいろいろなイベントもあるんですよ。  だから、いこいの里の問題、これはやっぱりもっと真剣に考えて、いかに活用して市民に利用してもらうかというならば、条例の中にこういうとを組み込んでこられたら、どうしようもないです、認めてしまったら。こういうことは検討されたんですか。  やはりもっともっと多く市民に親しんでいただきたい。多くの方に来ていただいて、そして、これを引き受けていただく方々にとっては、やはりこれを活用することによって利益も出ると。そして、そういうことによってイベントもどんどん組んでいけるわけでしょう。そういう面がちょっと私は後退じゃなくて消極的過ぎるんだなと思います。この辺の検討がなされたのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 33 山口都市計画総務課長 委員会提出資料の15ページをごらんいただきたいと思います。  改正いたします条例の案でございます。第4条、開園時間及び休園日ということで、あくまでもこの開園時間及び休園日につきましては、市長の承認を得て指定管理者が定めるということで、指定管理者の経営上、12月1日から2月末まで冬場でお客さんも来ないと、こういう状態で経営できるのかというふうな懸念もあるかと思いますので、そういう際の1つの基準として、12月1日から2月末までは、土日祝日に限ってあけて、あとは閉鎖するという提案もあるんじゃなかろうかということで、こういう募集要項に書いた次第でございます。 34 奥村修計委員 理解の仕方はいろいろあると思いますけどね、しかし、こういう書き方というのは、だれが見たって、これはおかしいです。はっきり言って、こう書いているけど、あとは幾らでもできますよというのではなくて、こういうことをあえて書いたということは、皆さん方が寒いからこういう時期は客が来ないだろうと、そういう観点のもとに物を考えているんじゃないですか。事実そうでしょう。だから、12月から2月までは寒いし、客も来んやろうと、そういう場合は休んでもいいよということをあえてね、あんたたちは考え過ぎですよ。それは万やむを得んで雪が降って凍結したときは行けませんよ、だれだってね。そういうときは休園していいんですよ。でも、頭からこれを書くということは、もう12月から2月までは大体客来んよ、寒かけんでという、暗にこれをね、結局、意図しておるような書き方です、これは。こんなに24ページまでこんな丁寧に書くというのはね、とらえ方はありますよ。でも、はっきりした形で、そういう場合においてはということをするならば明確に出してください。これだったら提案する方も、これは大変だと思いますよ、はっきり言って。そんなに寒いところだろうか、そんなに危険なところだろうかと。冬は開園できないんだろうかと。休みをどんどんもうけられるんだろうかということは、要するに経営形態が成り立たんような書き方ですよ、これ理解によってはね。だから、書くことはもうちょっと注意をして、やはりそういうことじゃなくて、やっぱり年間開園しているんだという意識のもとに物は考えていかないと。聞いとって、全くあんた、そういうときは休んでいいんですよて。当たり前じゃないですか、凍ったときは行かれんわけですから。そういうときはちゃんと、きょうは凍結のため休みですと言えばいいんですから。そうでしょう。そういうことの配慮をひとつお願いしたい。 35 毎熊政直委員長 それでは、質疑を終結します。  次に、討論に入ります。何かご意見ございませんか。 36 内田隆英委員 私どもは、こうした公の施設を指定管理者にするということについては、なじまないと。こうした本当に市民の憩いの場となるような公園については市が直営で運営するということ、そういう立場でこの案件については反対をいたします。 37 板坂博之委員 この条例については、賛成の立場で意見を申し上げます。  まず、私は所管がえを考えるべきだと思います。これ都市計画部が所管をしている意味というのはないと思います。というのは、この委員の人選を見ても、造園、観光、レクリエーションなんですよ。私は、長崎ファミリーリゾートが解散した時点で、解散したときから言いよったんですが、もう所管がえされたらどうですかと、農林部かどっかにね。そういう意見をずうっと申し上げておったんですが、もう今現在になって都市計画部が所管をしている意味は私はないと思います。だから、所管がえをまず検討をしていただきたい。  それと、指定管理者制度というのは市民へのサービス低下を来さないように、そして経済効果がまず大事ですから。市民サービスが低下したらだめですよ。低下しないように、経済効果が第一、このところをよく検討をされて、そして、この指定管理者制度に臨んでほしい。そういう意見を申し上げて、この議案には賛成をしたいと思います。 38 川下勝己委員 この条例、第87号議案については、賛成の立場で意見を申し上げておきたいと思います。
     先ほどから休園日について基準が設けてありましたが、これについては、私は消極的な発想だというふうに思います。もっと積極的に物事を考えていただきたい。  というのは、今まで経営をやられたファーム並びに直営にして頑張っておりますが、今までの状態をそのまま続けるようなことであれば、恐らくいい結果は生まれないと思います。したがって、何らかの工夫をしないといけないと、そういう意味でのこの基準、応募基準の中に何も書いていない。これをですね、やはり何か特徴点をとって経営がうまいとこいくような方法を考えてほしいという要項をぜひ入れていただきたい。  というのは、実は北海道の旭山動物公園に行きました。あそこはですね、そこの館長がテレビで言っていましたけれども、余り大したことはないんですよ、いろいろ特徴はないんですよというふうな言い方をされていますが、たくさんの方が今どんどんふえていっとるんです。これは私ども行ってみると、クマがいたりペンギンがいたり、いろいろいるんですが、しかしながら、特徴点が余り感じなかった。ああこんなもんかと、よく来るなというふうに感じました。  あそこにクジャク園もありましたけれども、あそこのクジャク園よりも、長崎県の川棚のクジャク園がありますよ。行ったことあると思いますが、なかったら行ってください。ああいうところがもっとすばらしいクジャク園ですよ。川棚だって、あそこはもっと宣伝効果があればもっと行くんでしょうけれども、そういうすばらしいものがあるんです。  したがって、ファームが撤退した理由に、あの状態ではやっていけないと。だから、長崎は長崎の、いこいの里ならいこいの里の特徴点を1つでも2つでもつくって、それを宣伝効果として日本全国にPRをしていくと、こういうことがやっぱり必要だと思いますので、ぜひ積極的に、よその地域を研究していただいて、これがいいなということがあれば、行政が丸投げしただけじゃなくて、行政として指定管理者にいろんな知恵を与えていくという指導も今後ぜひ必要だと思いますから、その辺よろしくお願い申し上げまして、本案件には賛成をいたします。  以上です。 39 平野だいとし委員 賛成の立場から意見を述べさせていただきたいと思います。  まず、スケジュール的に来年の4月オープンということで目指されておりますけれども、やはり4月、5月、6月、そういう時期にこの施設が市民の皆様方に喜んで受け入れられるような、そういう運営ができるように、早期に効率よく、この指定管理者を選定していただきたい。  そして、指定管理者につきましては、やはり健全なこの運営ができるような指定管理者をぜひ選んでいただきたいということと、それから、先ほども意見がありましたけれども、人選する委員につきましては、やはり今から少子化の時代でもあるし、子どもさんたちが喜んで遊べる、親子ともども遊べるような、そしてまた障害者の方々、そういう人たちも喜んで何不自由なくそこで過ごせるような、今言われているユニバーサルデザイン、そういった観点から、委員もそういう判断ができる人をぜひ選んでいただきたい。ぜひその中に、今5人いますけれども、1人でも2人でもそういう観点で審査できる方をぜひ選んでいただきたいということを、意見を述べさせていただきたいと思います。 40 深堀義昭委員 今、意見を付して賛成があっていることについて、これ条例に触れないの。今、条例の審査をしているんですね。たまたま公募するときにはこういう形のパターンで公募しますよと。条例の中で、今、平野委員がおっしゃるように、5人の中に、委員の中にもありましたよね。こういう特殊の選考審査委員を入れてほしい、今は5人だと。ということであれば、6人入れられるの。ちょっと条例として聞いておきたい。条例の枠の中で、今はっきりしておかなければ、条例にこれだけうたっていますから入れられませんよというのをね、聞き置くだけなの。 41 毎熊政直委員長 暫時休憩します。           =休憩 午前11時30分=           =再開 午前11時34分= 42 毎熊政直委員長 それでは、委員会を再開します。  討論を終結します。  これより、採決をいたします。  ご異議がございますので、挙手により採決いたします。  第87号議案「長崎市いこいの里条例の一部を改正する条例」について、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。        〔賛成者挙手〕 43 毎熊政直委員長 賛成多数であります。  よって、本案は原案のとおり可決するべきものと決定をいたしました。  それでは、この後、えがわ運動公園に現地調査を行う予定でしたが、時間がちょうど11時30分を過ぎまして、今から昼食を皆さんとっていただいて、12時30分出発で現地調査の方に行きたいと思いますが、そのような時間割でいいでしょうか。  それでは、12時30分に下の駐車場、議会駐車場の方へお願いをいたします。  暫時休憩します。           =休憩 午前11時35分=           =再開 午後0時30分= 〔えがわ運動公園の現地を調査し、理事者から 被災状況等についての説明を受けた。〕           =休憩 午後1時30分=           =再開 午後1時45分= 44 毎熊政直委員長 委員会を再開します。  次に、第98号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  なお、審査方法につきましては、原則として各項ごとに理事者から説明を受け、質疑を行った後、討論、採決に入りたいと考えております。  また、審査の順序については、審査日程(案)とともに配付しております「歳出審査早見表」のとおり進めたいと考えていますが、この中で、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費及び第8款土木費第5項都市計画費のうち、えがわ運動公園の災害復旧等に係る部分につきましては、午前中にもご説明いたしましたとおり、第113号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」の内容と関連していることから、同関連部分については一括議題とし、理事者の説明から質疑までをまとめて行い、その後、討論、採決は各議案ごとに行いたいと考えております。  以上、早見表のとおり進めることにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 45 毎熊政直委員長 ご異議がないようですので、そのように進めさせていただきます。  それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 46 椎木都市計画部長 第98号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」、第2款総務費第1項総務管理費第7目企画費につきましてご説明をいたします。  議案書の30ページ及び31ページをごらんいただきたいと思います。これは国土利用計画法第23条及び第28条の規定に基づく土地取引の届出調査等に係る事務経費でございます土地対策費を91万7,000円追加計上しようとするもので、県の補助金の内示増によるものでございます。詳細につきましては、都市計画部より提出をいたしております資料、補正予算に関する都市計画部提出の資料でございます。これの1ページをごらんいただきたいと思います。  まず、土地対策費の目的でございますが、これは、国土利用計画法に基づく土地取引の届出調査等に係る事務経費で、適正かつ合理的な土地利用の確保を図ることを目的としております。補正の概要でございますが、当初予算額147万6,000円であったものを、今回91万7,000円の補正をお願いするもので、補正後の予算額は239万3,000円となります。事業の内容といたしましては、国土利用計画法第23条に基づき、一定面積以上の取引に係る土地について、当該土地に関する権利取得者が長崎市長を経由して長崎県知事へ届け出を行うこととされております。  本市におきましては、当該届け出に基づいて、土地取引における利用目的を審査し、既定の土地利用に関する計画に照らし、適正かつ合理的な土地利用の確保が図られているか、市長の意見を付して県へ当該届出書を送付する事務を行うものでございます。これにつきましては、補助率は3分の2となっております。  また、国土利用計画法第28条に基づき、さきに行った土地取引の届け出から2年を経過したものについて、土地利用が有効になされているかどうかを調査し、県知事へ報告する事務を行うものでございます。これにつきましては、補助率2分の1となっております。  説明は以上でございます。よろしくご審査をお願いいたします。 47 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午後1時51分=           =再開 午後1時52分= 48 毎熊政直委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第2項道路橋りょう費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 49 中川道路公園部長 第8款土木費第2項道路橋りょう費における道路公園部所管の補正予算についてご説明をいたします。  予算説明書の46ページ、47ページをお開きいただきたいと思います。第8款土木費第2項道路橋りょう費におきまして、道路公園部所管といたしましては、第2目道路橋りょう維持費から、第3目道路橋りょう新設改良費まで、増減を含めまして総額520万円の補正予算をお願いいたしております。内訳等、詳細につきましては、道路公園総務課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 50 加藤道路公園総務課長 予算書及び道路公園部提出資料に基づきまして説明をさせていただきます。  予算説明書の47ページをお開きいただきたいと存じます。第2目道路橋りょう維持費でございます。説明欄1.生活道路環境改善費におきまして、6,900万円を計上いたしております。  道路公園部提出資料の2ページをごらんいただきたいと存じます。生活道路環境改善費は、市道や里道などの市民の皆様が毎日利用される生活道路につきまして、利用者の安全を守るために緊急に行う修繕や、地元の自治会の方々から要望をいただいております道路の補修や溝ぶた、手すりの設置などの改善要望に対応するためのものでございまして、平成18年度はおおむね1,560件の修繕を予定いたしております。  しかしながら、本年度は例年になく、4月から毎月のように雨が続きまして、道路のがけ崩れや路面の陥没などが多数発生をいたしております。これらは、市民の方々の日常生活に直接支障を来すものが多く、緊急に復旧が必要なもの、応急的に崩壊の法面などへ覆いをかける必要があるもの、路面の堆積土砂の撤去など、提出資料の2ページの中ほどにございます表の中ほどにありますとおり、市内で167件の対応を行ったものでございます。  この緊急修繕には、生活道路環境改善費で対応させていただいておりますために、今後、今年度内で対応すべき修繕工事を行うための増額補正をお願いするものでございます。補正予算額といたしましては、6,900万円でございます。  予算説明書46ページをごらんいただきたいと存じます。第3目道路橋りょう新設改良費でございます。こちらは、主に国の補助事業に係る内示などに基づきます補正と、県が行う中央橋のかけかえに係る本市の負担分について補正をお願いするものでございます。道路橋りょう新設改良費において、合計で6,380万円の減額補正をお願いいたしております。  予算説明書47ページをごらんください。内訳につきましては、説明欄1.【補助】道路新設改良事業費、江平浜平線、中川鳴滝3号線、江保崎線について4,780万円の減額補正、説明欄2.【単独】道路新設改良事業費、野母南海岸線では1,000万円の減額補正、説明欄3.【単独】緊急地方道路整備事業費、野母南海岸線と、電線類地中化整備事業といたしまして、銅座町新地町1号線と出島町2号線につきましては、1,300万円の増額補正でございます。次に、説明欄4.【単独】地方特定道路整備事業費、磯道町土井首町1号線でございますが、3,900万円の減額補正でございます。  最後に、説明欄5.【単独】臨時地方道整備事業費でございますが、これが県が行う中央橋のかけかえに係る本市の負担分でございます。2,000万円の増額補正をお願いいたしております。  以上の各道路事業につきましては、道路公園部提出資料の3ページから18ページに図面、概要等をつけさせていただいております。  これらの事業の詳細につきましては、担当課長から説明をさせていただきます。私からは以上でございます。 51 円能寺道路建設課長 道路建設課所管分につきまして、道路公園部提出の委員会資料及びプロジェクターにてご説明をさせていただきます。     〔プロジェクターによる説明〕 52 円能寺道路建設課長 最初に、江平浜平線でございますが、委員会資料の3ページに事業概要を、4ページに位置図を添付しております。プロジェクターにて同じ位置図を示しております。当路線は、住宅市街地総合整備事業として、国の補助2分の1を受けまして整備を行っている路線でございます。当初予算1億4,500万円を計上いたしておりましたが、国の内示額減により、6,500万円の減額補正をお願いするものでございます。プロジェクターには、起点部、それから終点部を写しております。  次に、中川鳴滝3号線でございますが、委員会資料5ページに事業概要、6ページに位置図を添付しております。プロジェクターに同じ位置図を提示しております。本路線は、住宅市街地基盤整備事業として、国の補助2分の1を受けまして整備を行っている路線でございます。当初予算6,200万円を計上しておりましたが、国の内示額増により、4,000万円の増額補正をお願いするものでございます。プロジェクターに示しているのは全景でございます。  次に、中川2丁目の起点部、最後に鳴滝2丁目の片淵中学校付近の終点部でございます。  続きまして、野母南海岸線でございますが、委員会資料9ページに事業概要を、10ページに位置図を示しております。プロジェクターにて同じ位置図を示しております。本路線は、資料9ページの3.補正予算額で、上段の道路新設改良事業費は起債事業の過疎対策事業にて、また、下段の緊急地方道路整備事業費は、地方道路整備臨時交付金により国費10分の5.5を受けまして整備を行っている路線でございます。道路新設改良事業費及び緊急地方道路整備事業費において、合計で当初予算7,000万円の計上をしておりましたが、800万円の増額補正をお願いするものでございます。プロジェクターにて示してあるのは、起点部でございます。次に終点部でございます。  続きまして、地方特定道路整備事業費の磯道町土井首町1号線でございますが、委員会資料13ページに事業概要を、14ページに位置図を添付しております。プロジェクターにて同じ位置図を示しております。本路線と合併施工となる県の海岸保全事業におきまして、国の内示がありませんでしたので、当初予算3,900万円全額の減額補正をお願いするものでございます。  なお、平成19年度以降につきましては、県の海岸保全事業におきまして、国の内示がついた段階で補正予算にて対応したいと考えております。プロジェクターに示しているのは、磯道町のハイパーマート跡地付近の起点部でございます。次に、土井首町の終点部になります。  最後に、臨時地方道路整備事業費の増額補正でございますが、これはさきの6月議会本委員会の所管事務の中でご説明をいたしました、県が行う中央橋かけかえに係る本市の負担分でございます。委員会資料15ページに事業概要を、16ページに位置図を添付しております。プロジェクターにて同じ位置図を示しております。本事業は、県が中島川改修計画により、中央橋の現橋幅員25メートルを幅員27メートルにかけかえるものでございますが、幅員が2メートル増加した分の市の負担が生じるものでございます。  委員会資料17ページに、参考として事業費や工程を、また、18ページには完成後の道路車線を添付しております。17ページの中ほど、(3)及びプロジェクターの方に市負担額の年次予定として各年度の負担額の予定を示しております。今回、増額補正をお願いいたしますのは、18年度事業として、設計・準備工・補償等として、市負担額2,000万円でございます。事業期間といたしましては、平成18年度から平成20年度までの3カ年で、市負担額の総額は約1億円の予定でございます。  道路建設課からの説明は以上でございます。 53 鳥巣道路維持課長 道路維持課所管分につきまして、提出資料に基づきまして、ご説明をいたします。  まず、琴海地区道路新設改良事業江保崎線の補正でございます。提出資料の7ページに事業概要を、8ページに本路線の位置図を記載しております。ご参照ください。  では、プロジェクターで概要をご説明したいと思います。     〔プロジェクターによる説明〕 54 鳥巣道路維持課長 まず、位置図を映しております。国道206号と琴海ニュータウンを結ぶ延長1キロメートル、幅員9メートルの道路でございます。  次に、現況写真を映しております。おわかりのとおり、現況の道路は歩車道の区分が白線のみで、きちんとした歩車道の分離がなされていない状況であります。したがいまして、本路線を利用する住民や通学児童の皆様方が安心して利用できるよう、平成17年度から平成18年度の2カ年で、まちづくり交付金事業として、総事業費6,720万円で、両側に歩道の整備を実施しているところでございます。  次に、平成17年度までの完了部の完成写真を映しております。平成17年度におきましては、延長1キロメートルのうち805メートルの両歩道が完了をいたしております。したがいまして、平成18年度は、位置図の中で赤色で着色しておりますとおり、残り195メートルの区間の整備を実施するものでございます。  今回補正をお願いいたしますのは、平成17年度工事におきまして、予定より工事区間の実施延長が延びたことによりまして、平成18年度に要する工事量の減が図られたことから、国の減額の内示があったため、7ページに記載のとおり、今回、2,280万円の減額補正をお願いするものでございます。なお、平成18年度で本路線の事業は完成予定となっております。  続きまして、電線類地中化整備事業の補正についてご説明いたします。提出資料の11ページに事業概要と補正内容を、12ページに事業対象の3路線の位置図を記載しております。ごらんください。  現在は、国の新電線類地中化計画に基づきまして、国指定史跡出島和蘭商館跡を中心としました本市の観光拠点地区におきまして、この電線類地中化事業を実施しております。プロジェクターの位置図をごらんください。また、あわせて12ページの位置図をごらんいただきたいと思います。  緑色で色を塗っております中央橋から新地町の長崎バス本社前までの銅座町新地町1号線、延長320メートル、青色で色を塗っております国道499号の交差点からNTT横までの出島町2号線、延長250メートル、黄色で色を塗っておりますNIB前からおらんだ橋までの出島町籠町1号線、延長160メートルの、この3路線を現在施工中でございます。それぞれ平成17年度末までの進捗率は、緑色の銅座町新地町1号線が75.5%、青色の出島町2号線が79.3%、黄色の出島町籠町1号線が36.6%となっております。  11ページの中ほどに記載しておりますが、今回は3路線のうち2路線につきまして、国の内示額の変更によりまして補正をお願いするものでございます。銅座町新地町1号線につきましては200万円減額の4,800万円に、出島町2号線につきましては300万円の減額で1,700万円に、それぞれ減額補正となっております。なお、銅座町新地町1号線は平成19年度、残りの出島町2号線、また出島町籠町1号線は平成18年度をもって完了の予定となっております。  以上でございます。 55 椎木都市計画部長 続きまして、都市計画部所管の補正予算について、ご説明をいたします。  予算説明書は、同じく46ページ、47ページのところでございます。第8款土木費第2項道路橋りょう費のうち都市計画部所管といたしましては、第5目県施行事業費負担金において2億6,175万円を計上いたしております。これは、県が施行する道路事業等において、道路法第52条及び地方財政法第27条の規定に基づき市が応分の負担をするものでございます。  内訳につきましては、47ページの説明欄の1から3に記載をいたしております。1の道路事業費負担金1億7,475万円、2の地方特定道路整備事業費負担金8,000万円、3の地域活性化事業費負担金700万円でございます。  詳細につきまして、都市計画部提出の委員会資料により、交通企画課長がご説明をいたします。 56 馬場交通企画課長 それでは、都市計画部提出資料によりご説明をさせていただきます。  資料の2ページをお開きいただきたいと思います。2ページの表の左端でございますけれども、対象事業と路線名、それから、右端にそれに対する市の負担金額と負担割合を記載しております。道路橋りょう費の県施行事業では、県が行う道路事業のうち国庫補助事業につきましては市の負担がございませんが、県の単独事業につきましては、事業区分に応じまして事業費の10%または15%が市の負担となっております。  4ページには事業箇所の位置図をおつけしております。この位置図につきましては、今からご説明をする道路橋りょう費と、後でご説明いたします都市計画費を一緒につけております。道路橋りょう費負担金につきましては、事業路線名を赤の枠で囲み、事業箇所についても赤丸で記載をしております。同じものをスライドで映しております。2ページの表に記載しております事業の概要につきましては、スライドでご説明をさせていただきたいと思います。     〔プロジェクターによる説明〕
    57 馬場交通企画課長 まず、道路事業のうちの道路改良事業としまして、赤の1番でございますけれども、ちょっと小そうございますけれども、国道202号の福田地区の改良工事を予定いたしております。  赤の2番でございますけれども、国道251号戸石町の改良工事を予定いたしております。  赤の3番でございますけれども、国道499号の岳路地区の改良工事を予定いたしております。  以下は県道でございますけれども、赤の4番、野母崎宿線の飯香浦町及び大崎町の用地補償と改良工事を予定いたしております。  赤の5番、東長崎長与線の川平町三宝橋付近の改良工事を予定いたしております。  赤の6番でございますけれども、香焼江川線で、香焼町里地区の改良工事を予定いたしております。  次に、赤の7番、深堀三和線でございます。大籠町の用地補償及び道路改良と布巻町の栄上交差点改良を予定いたしております。  赤の8番でございます。奥ノ平時津線で、西海町の道路改良でございます。  以上、八つの路線の整備を予定いたしております。  次に、舗装などの補修事業の予定といたしましては、9番でございますけれども、国道202号の宝町から川口町間。10番でございますが、国道206号の琴海村松町付近でございます。11番が国道499号の柳田町。それから、12番が長崎畝刈線で北陽町から多以良町間。それから、13番が野母崎宿線で、為石町ほかでございます。  以上、5路線におきまして舗装の補修工事を行うものでございます。  次に、地方特定道路整備事業でございますが、赤の14番は長崎南環状線の戸町-新戸町間のトンネル工事等でございます。この長崎南環状線は、大浜町から女神大橋を含む戸町間につきましては、平成17年12月に供用を開始いたしております。戸町から新戸町間は平成19年度末。それから、新戸町から田上間は平成22年度の供用開始を目標に整備が進められております。  最後に、地域活性化事業でございますが、赤の15番で、国道206号の松山町の歩道整備を予定いたしております。  スライドの説明は以上でございますけれども、参考としまして、資料5ページに長崎市の将来道路網構想図を添付いたしております。  以上、道路橋りょう費に係る県施行事業の全体事業費20億3,500万円に対する市の負担金といたしまして、2億6,175万円を計上いたしております。  説明は以上でございます。 58 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。 59 内田隆英委員 県施行事業費負担金の対象箇所なんですけれども、道路の舗装補修関係で、これについてはある一定補修する目安といいますか、そういうものがあるんですか。国道、県道の舗装補修する分について、市道の分でもあれですけれども。なぜかといいますと、伊王島の道路舗装については、非常に市内のアスファルトと比べると質が落ちているという点で、砂利といいますかね、そういう小粒の石がもう本当に浮き出て、車所有者は非常にタイヤのすり減り方が早いと。それと、お年寄りの方がこけた場合に非常にけがをするとか、そういう状況があるわけですよ。ですから、どういった状況になると舗装補修といいますか、国道、県道含めて規定かなんかありますか。 60 馬場交通企画課長 県で施行されています舗装工事につきまして、私どもの方としては基準というものについてはちょっとお聞きをいたしておりません。県の維持管理上、必要な分について、県の方で判断をされて施行されているというような状況と思います。  以上でございます。 61 西田実伸委員 道路公園部の生活道路環境改善費の補正の関係で、これは災害による緊急修繕にかかったから今からの工事という理由だったんですが、8月15日現在での補正なんですけれども、この前の8月31日に水害があったんですけれども、それに関しては今後、12月になるかもしれませんが、補正が出てくるのかというのをちょっとお聞きしたいんですけど。 62 鳥巣道路維持課長 これの最終補正があった折、8月31日にまた豪雨があっております。今のところ、ほぼ40件近く災害等が市内各所であっておりまして、またそのうち、先ほど申しましたとおり、市民生活に著しく支障があり、かつ二次災害のおそれがあるなど緊急に対応しなければならない箇所も30件ほどございまして、その分は災害復旧の査定までにはちょっと一定の時間がございますので、緊急修繕ということで対応しております。  その分について、まだ件数及び正式な額等が定まっていないし、また今後、今、台風13号も来ておりますが、一応9月までは台風シーズンでもあるということで、その辺を精査しながら、通常の生活道路環境改善費にまた支障が出てくるということも懸念されますので、できれば12月補正に今後また追加の補正をお願いすることもあろうかということで考えております。  以上でございます。 63 中田 剛副委員長 県施行事業に係る負担ですね、関連してちょっと聞いておきたいと思うんですが、先ほどの資料の中で西彼杵道路というのが新たにつけ加わっていますよね、幹線道路網整備計画の中にですね。高規格道路だと思うんですが、これは最終的には起点終点の位置、長崎市の事業予算の負担分、こういう中身がわかっておったらちょっとお知らせいただきたいと思うんですが。 64 馬場交通企画課長 この西彼杵道路でございます、長崎から佐世保間ということでですね、実は佐世保、北の方から事業が進められてきております。実際、地域高規格道路という道路の指定がされながら整備が進められてきておりますけれども、まだ長崎市の分といいますか、旧琴海町の分については、事業の実施といいますか、事業区間になっておりません。したがいまして、費用がどのくらいかかるかについては、今のところは不明ということでございます。 65 中田 剛副委員長 長崎の場合は、どのルートの方向を通って、どこに入ってくるのか、長崎が終点になるのか、起点になるのかわかりませんが、その位置が大体どの辺になるのかですね。  それから、もう琴海のところは結構事業をやっているでしょう、時津の先のところ。 66 馬場交通企画課長 時津のところでやられている工事は、西彼杵道路ではないということでございます。やられていますのは、例えば、新西海橋ですね、あそこら辺から西海市に係る区間で事業がされております。それから、南側については、まだ事業がなされていないという状況になってございます。 67 中田 剛副委員長 長崎に入ってからのルートはわからんと。 68 馬場交通企画課長 まだ正式には決まっておりません。 69 中田 剛副委員長 いや、大体北部、佐世保の方向から事業開始されているというのは聞いているんです。それで、注目したいのは、もう大体時津ぐらいに来てからトンネルをということになるんじゃないかと、そういう話が出ていますからね。具体的にどの地域からどういうふうに入ってくるのかというのが不明で、長崎市内に入った場合、どこが終点か起点かわかりませんが、最終地点になるのかですね。  そういうところと、長崎市に入った場合の事業に係る負担額、その辺がちょっと掌握したいわけですが、いいです、今わからなかったら、県の方と打ち合わせの上、今わかるようでしたら、できるだけ早目に知りたいなという気持ちがありますので、資料でも結構ですし、報告という形でも結構です。出していただければありがたいです。 70 中村七生委員 中央橋のかけかえの問題で、少しばかりご意見をお聞きしたいと思いますが、実は中央橋というのは、あれは思案橋の方の電車通りは、大体市道ですね。これは浜町油屋町線ということになっておるんですが、国道が鉄橋を渡ってアーケードの中から思案橋の方に抜けておると、これを昔から感じておるんですけれども、これといわゆる電車道路、浜町油屋町1号線、これは早く道路の変更をすべきじゃないかと思うんですね。道路の変更、わかりますか。こういうのは、やはり県を通じて国と交渉して早く名称を変えるべきじゃないかと思うんですけど、その点はどうなんですか。そういう話は今までしていないんですか。 71 円能寺道路建設課長 実際の実務レベルでの話でございますけれども、以前に国道324号が、今議員ご指摘のように、鉄橋を通って浜市アーケードの方を通りまして、それから正覚寺手前から右の方に抜けていくという経路になっていることから、実態としてはやはり市道の浜町油屋町1号線の方が、これはもう実際の交通としては国道の役割を果たしているという認識がございまして、以前、県と話し合いをしたことがございます。その中で、正覚寺下から田上に延びる国道でございますけど、あれが都市計画道路として計画決定されているんですが、まだ全然着手されていないと。そのあたりの見通しを立ててから、最終的には所管をしたらどうかという話をしているんですけど、最近はまだ具体的な話はなされておりません。そういった経過はございます。  以上でございます。 72 中村七生委員 あのね、もう先のはいつになるかわからんと思うんですよ。河川敷上に不法建築物がずらっと立ち並んでありますけれども、あれを解決するというのは恐らく20年、30年はかかると思うんですよ。  ですから、市の方はこの際、この中央橋のかけかえについては1億円程度の負担でというのは、ああ安いなと、本来ならこれは市道ですから市が設置していかなければならんわけでしょうけれども、1億円というのはよかったなと、私は歓迎をしております。しかし、考えてみた場合、国道324号がアーケードの中を通っておるというのは不可解ですよ。理解できませんよ。ですから、こういうようなものは別として、早く交渉して移すべきじゃないかと思います。そういうところをよく頭の中に入れておいて、市長にも話をして早く解決するようにしてもらいたいなと思いますので、ひとつ要望しておきたいと思います。 73 毎熊政直委員長 それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午後2時26分=           =再開 午後2時27分= 74 毎熊政直委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第3項河川費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 75 中川道路公園部長 第8款土木費第3項河川費についてご説明いたします。  予算説明書の48ページ、49ページをお開きいただきたいと思います。第3目県施行事業費負担金についてご説明いたします。これは、県が施行する急傾斜地崩壊対策事業等について、地方財政法第27条の規定に基づき、市町村が応分の負担をするもので、9,620万円の補正予算をお願いするものでございます。  予算説明書49ページ、説明欄1.急傾斜地崩壊対策事業費負担金は6,905万円、説明欄2.小規模地すべり防止事業費負担金60万円、説明欄3.海岸保全施設整備事業費負担金2,443万円、説明欄4.砂防施設整備事業費負担金212万円でございます。内容につきましては、提出資料の19ページ、20ページをごらんいただきたいと思います。事業箇所ごとの負担率、負担区分を記載いたしております。また、施行予定箇所につきましては、提出資料の21ページに記載しております。さらに詳細な図面といたしまして、箇所ごとの施行場所を示した位置図を22ページから37ページに添付いたしております。  なお、各事業の詳細につきましては、プロジェクターを用いまして河川課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 76 樋口河川課長 それでは、ただいま部長から説明がありました事業の施行予定箇所などにつきましてご説明いたします。  道路公園部提出資料の19ページから20ページをお開きください。県が施行する急傾斜地崩壊対策事業などの負担金につきましては、提出資料に記載していますとおり、16カ所を予定しております。  初めに、19ページをごらんください。急傾斜地崩壊対策事業は12カ所を予定しております。表につきましては、左から順に、事業費、負担割合、事業内容を記載しております。このうち、市の負担額は太枠で囲っている箇所であり、今回補正をお願い申し上げるものでございます。また、この表を上から順にごらんいただきますと、急傾斜地崩壊対策事業は、大きく分けて公共関連事業と一般事業に分かれております。公共関連事業とは、急傾斜地の崩壊により被害を受けるおそれのある区域内に砂防施設、道路、鉄道、水道施設がある場合であり、それ以外については一般事業となります。さらに、これらの事業区分に、それぞれにおきまして大規模斜面とその他に分かれており、それぞれ負担割合が決まっております。大規模斜面とは、がけの高さがおおむね30メートル以上の斜面を意味します。  続きまして、20ページをお開きください。こちらは小規模地すべり防止事業、海岸保全施設整備事業及び砂防施設整備事業の事業費、負担割合、事業内容をそれぞれ記載しております。  続いて、21ページをお開きください。急傾斜地崩壊対策事業については、赤で示しております公共関連事業が5カ所、青で示しております一般事業が7カ所でございます。このほか、緑で示しております小規模地すべり防止事業が1カ所、紫で示しております海岸保全施設整備事業が2カ所、黄色で示しております砂防施設整備事業が1カ所の計16カ所が予定されております。  これらの事業に対する市の負担といたしまして、急傾斜地崩壊対策事業で6,905万円、小規模地すべり防止事業で60万円、海岸保全施設整備事業で2,443万円、砂防施設整備事業で212万円の補正予算をお願いするものでございます。  ここからはプロジェクターを使いまして、ご説明させていただきます。     〔プロジェクターによる説明〕 77 樋口河川課長 初めに、急傾斜地崩壊対策事業をご説明いたします。  こちらに、県施工と市施工の採択基準の一覧を表示しております。斜面の勾配は30度以上、斜面の種類は自然斜面であること及び移転に適地がないことは、県施工・市施工ともに共通しております。一方で、斜面の高さ、防止工事の事業費及び事業費の負担割合については、それぞれ基準が異なるものでございます。  ここからは、それぞれの工事箇所についてご説明申し上げます。  まず、福田地区でございます。公共関連の大規模斜面で、国道202号沿いの急傾斜地でございます。工事延長を20メートル施工し、今年度で完了の予定でございます。  次は、西泊(5)地区でございます。公共関連の大規模斜面で、木鉢トンネル付近の急傾斜地でございます。工事延長を30メートル施工し、今年度末の進捗率は63%の予定でございます。  次は、高島の中山地区でございます。公共関連の大規模斜面で、高島港と高島行政センターの間の急傾斜地でございます。工事延長40メートルを施工し、今年度で完了の予定でございます。  金堀(2)地区でございます。公共関連の大規模斜面で、西城山小学校付近の急傾斜地でございます。工事延長40メートルを施工し、今年度末の進捗率は89%の予定でございます。  水の浦(1)地区でございます。公共関連のその他で、稲佐国際墓地付近の急傾斜地でございます。工事延長57メートルを施工し、今年度末の進捗率は31%の予定でございます。  次は、北浦(4)地区でございます。一般の大規模斜面で、茂木中学校付近の急傾斜地でございます。工事延長25メートルを施工し、今年度末の進捗率は64%の予定でございます。  次は、野母崎の大園地区でございます。一般の大規模斜面で、野々串港付近の急傾斜地でございます。工事延長30メートルを施工し、今年度で完了の予定でございます。  次に、野母崎の新町(1)地区でございます。一般のその他で、樺島漁港付近の急傾斜地でございます。工事延長60メートルを施工し、今年度末の進捗率は78%の予定でございます。  次は、上戸石(3)地区でございます。一般のその他で、市道上戸石町船石町線の城谷橋付近の急傾斜地でございます。工事延長は35メートルを施工し、今年度末の進捗率は74%の予定でございます。  戸石(4)地区でございます。一般のその他で、戸石漁港付近の急傾斜地でございます。工事延長56メートルを施工し、今年度末の進捗率は74%の予定でございます。  次に、琴海の手崎(2)地区でございます。一般のその他で、国道206号の手崎バス停そば、形上湾付近の急傾斜地でございます。工事延長42メートルを施工し、今年度で完了の予定でございます。  次に、小ヶ倉2丁目(5)地区でございます。一般のその他で、小ヶ倉小学校付近の急傾斜地でございます。工事延長39メートルを施工し、今年度で完了の予定でございます。  急傾斜地崩壊対策事業につきましては、以上でございます。  次に、小規模地すべり防止事業をご説明いたします。  大崎地区でございます。主要地方道野母崎宿線の里バス停付近の海側斜面の地すべり危険箇所でございます。工事延長5メートルを施工し、今年度で完了の予定でございます。  次に、海岸保全施設整備事業をご説明いたします。  三和町の年崎海岸でございます。川原海水浴場の海岸部の突堤を32メートル延伸いたします。これは、海水浴場の砂の流出を防ぐため突堤を延伸するものであり、今年度で完了の予定でございます。  次に、野母崎の野母南海岸でございます。野母崎行政センター付近の海岸部でございます。海岸保全施設整備事業の高潮対策として、野母崎行政センター付近の沖に、離岸堤65メートルを施工する予定であり、今年度で完了の予定でございます。  次に、砂防施設整備事業をご説明いたします。  三和の蚊焼大川地区でございます。蚊焼橋付近の蚊焼大川の砂防ダム上流側の洗掘防止のため、ボーリングを施工する予定であり、今年度で完了の予定でございます。  説明は以上でございます。 78 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結します。  次に、第8款土木費第4項港湾費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 79 中川道路公園部長 第8款土木費第4項港湾費についてご説明いたします。  予算説明書の50ページ、51ページをお開きいただきたいと思います。道路公園部提出資料の38ページもあわせてご参照いただきたいと思います。第8款土木費第4項港湾費におきまして、4億5,274万3,000円の補正予算をお願いいたしております。  第2目県施行事業費負担金について、ご説明いたします。予算説明書51ページ、説明欄1.港湾事業費負担金といたしまして、4億5,274万3,000円の補正予算をお願いいたしております。これは県が施行する港湾事業に対する市町村の負担分でございますが、地方財政法第27条及び港湾法の第43条の4の規定に基づき負担するものでございます。内容につきましては、道路公園部提出資料の38ページをごらんいただきたいと思います。  なお、各事業の詳細につきましては、プロジェクターを用いまして河川課長からご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。 80 樋口河川課長 それでは、説明に移ります前に、お手元の道路公園部提出資料の訂正がございますので、初めにおわびと訂正を申し上げたいと存じます。  訂正箇所については、提出資料の38ページの表をごらんください。この表の右から3列目、補正事業費負担区分の市負担率のうち、長崎港の国直轄港湾事業の負担率の記載が計3カ所ございますが、このうち、上から二つの長崎松ヶ枝地区の岸壁と泊地の負担率の2カ所につきまして、10分の1.125と記載しておりますが、ともに10分の1.25が正でございます。本件につきましては、記載の確認が不十分であったものでございまして、委員の皆様に対しましては、大変失礼をいたしているところでございます。まことに申しわけございません。深くおわび申し上げます。なお、負担金の欄につきましては、訂正はございません。また、3行目の長崎港口地区の負担率は、10分の1.125のままでございます。  それでは、部長から説明がありました事業の施行予定箇所につきまして、ご説明させていただきたいと存じます。  今年度の港湾事業につきましては、提出資料の38ページに記載しております。この表につきましては、上から順に、直轄、補助事業の別と、事業名を記載しております。また、左から順に、工事地区名、工事概要、負担割合を記載しております。このうち市の負担額は、太枠で囲っている箇所でございます。合計では4億5,274万3,000円の補正予算を今回お願い申し上げるものでございます。  ここからはプロジェクターを使いまして、それぞれの整備箇所についてご説明させていただきます。     〔プロジェクターによる説明〕 81 樋口河川課長 初めに、国直轄港湾改修事業の長崎港松ヶ枝地区でございます。  近年、長崎港へ入港する観光船が大型化しておりますが、現在は大型船が着岸する側の岸壁の長さが不足しているため、観光船の大きさによっては安定した係留ができない場合がございます。この問題を解消するため、松ヶ枝地区の5万トン級の既存施設を改良し、岸壁の南側の、これまで長崎海上保安部が巡視艇などを係留していた部分を松ヶ枝埠頭と一体化して、水深12メートルへ整備することで、岸壁の全長を現在の275メートルから360メートルへ延伸し、10万トン級の大型観光船の着岸に対応する施設を整備することとしております。今年度は岸壁南側と泊地の整備を予定しております。  次に、同じく国直轄港湾改修事業として、長崎港の港口地区におきまして、全長300メートルの沖防波堤工事を行っております。この防波堤は、長崎港の国際物流の拠点であります小ヶ倉柳地区や小ヶ倉地区の港内静穏度を確保するために行うものでございます。  次に、港湾改修事業として、長崎港の香焼地区に、物揚げ場、船揚げ場、浮き桟橋を整備するものでございます。今年度は、香焼行政センターそばの本村桟橋付近におきまして浮き桟橋1基と道路30メートルを、馬手ヶ浦地区におきまして道路140メートルを整備する予定でございます。  次に、港湾区域海岸保全事業としまして、長崎港の神ノ島地区の高潮対策を予定しております。これは、神ノ島町2丁目、神ノ島教会付近の海岸状況を改善するために、突堤によってあらかじめ波の威力を落とし、さらに突堤の背後を埋め立てることにより、緩傾斜護岸と飛沫防止帯の整備を市道整備事業との合併施行で行うものでございます。
     次に、港湾統合補助事業として、長崎港の神ノ島地区の神ノ島1丁目の旅客船桟橋の老朽化により、中古の浮き桟橋をリサイクルし、整備する予定でございます。  次に、同じく港湾統合補助事業として、高島港のターミナル敷地内の整備を予定しております。これは、高島港の利用者の方々が船の待合時に使用する緑地の整備を行うものでございます。  次に、償還金として、長崎港ターミナルビル建設費、みなとのみえるプロムナード建設費、水辺のプロムナード建設費及び松が枝国際観光埠頭整備事業費の負担がございます。  説明は以上でございます。 82 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。 83 内田隆英委員 長崎港神ノ島地区の浮き桟橋の一式補修ですね、これはいつから始めて、いつ終わりますか。 84 樋口河川課長 平成17年度から平成19年度の予定でございます。 85 内田隆英委員 今、旅客船が着いていますよね。そうすると、工事をしている関係で、交通船が5時55分に神ノ島に寄港しますけれども、工事しているときにその時間帯については接岸できるのか、それとも、仮設の桟橋をあれしながら、この桟橋をきちんと補修、一式やりたいのか、いかがなんですか。 86 樋口河川課長 旅客船桟橋は、現在、五島の福江港で使用している浮き桟橋をリサイクルして使おうと考えておるものでございまして、これを年内に曳航して長崎港内の福田に仮置きした上で補修をいたします。だから、補修を福田でしながら、現存の桟橋はそのまま使っていくという形状なので、ここの調整というのはほとんど必要ないことじゃないかと考えております。 87 中田 剛副委員長 長崎港の港口の防波堤の工事ですね、これは修理ですか。 88 樋口河川課長 港口の工事が修理か否かというお話でございますけれども、これは新設でございまして、昭和56年度から工事をやっておりまして、今年度は上部工を打つ計画でございます。 89 中田 剛副委員長 昭和56年といえば相当長い間の工事だなということになると思うんですが、かつて相当前に論議してきたことを記憶しているんですが、そうしますと、事業の最終年度はいつになるのか、それから、これは多分事業着手をするときには60億円ぐらいかけてやるというあの事業かなと思うんですが、総事業費、今の時点で幾らになっているのか、ちょっとその辺を聞かせてください。 90 樋口河川課長 最終年度は平成19年になっております。総事業費は85億1,400万円でございます。 91 川下勝己委員 1点だけお聞きしたいと思いますが、長崎市の松ヶ枝地区の船の受け入れのための掘り下げ工事、これについては、ただ海底を深くするというだけのようですけれども、距離的には別に問題なかったんですか、受け入れ態勢として。長崎としては全国的に有名で、年間50隻というふうな非常に多くの観光船が来ているようですけれども、大体何トンぐらい、先ほど言われましたが、聞き逃したので、何トンぐらいまでそれが可能になるんですか。 92 鍵山管理港湾係長 マイナス12メートルのしゅんせつをすることにおきまして、現在、長崎でつくられましたサファイア・プリンセス号が11万6,000トンで一番大きい船なんですけれども、現在275メートルしかなくて、ロープをつなぐ場合に係船に非常に不安定であるということで、岸壁の延長を300メートルに延長しまして、その分安全性を図るということになっております。 93 川下勝己委員 300メートルに延長するわけですね。そういう意味ですか。 94 樋口河川課長 今、鍵山参事が言ったこと、ちょっと訂正させていただきます。  現在、水深12メートルの岸壁が275メートルありまして、その水深12メートルの岸壁を360メートルに延長すると、現在、12メートルの深い防波堤が275メートルございます。それを南側に85メートル延長すると。今、マイナス5.5メートルの深さしかございません。それを工事で深くして85メートル延長するというものでございます。 95 毎熊政直委員長 質疑を終結します。  理事者交代のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後2時51分=           =再開 午後2時53分= 96 毎熊政直委員長 委員会を再開します。  次に、第8款土木費第5項都市計画費のうち都市計画部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 97 椎木都市計画部長 第8款土木費第5項都市計画費のうち、都市計画部所管の補正予算についてご説明をいたします。  予算説明書は、52ページ、53ページの分でございます。第5項都市計画費のうち、都市計画部所管といたしましては、52ページ上段の第1目都市計画総務費の補正額15万円、第2段目の第3目街路事業費の補正額マイナス1億2,000万円、それから、4段目の第7目いこいの里費の補正額574万5,000円及び最下段の第8目県施行事業費負担金の補正額7億20万円でございます。  その予算説明書の一番上段のところをごらんいただきたいと思います。第1目都市計画総務費において、補正額15万円を計上いたしております。これは、53ページの説明欄に記載しておりますとおり、指定管理者選考審査委員会費で、先ほどご審査をいただきましたいこいの里の指定管理者制度移行に伴い、公募による応募者の中から指定管理者の選考をするに当たり、公正かつ適正な審査を行うため選考審査委員会を設置するもので、これに要する経費でございます。  次に、第3目街路事業費において1億2,000万円の減額補正をお願いするものでございます。これは説明欄に記載をいたしておりますように、1の緊急地方道路整備事業費において国からの交付金の内示額が決定されたことにより3億5,400万円を減額し、2の地方特定道路整備事業費において2億3,400万円を増額するために、差し引き1億2,000万円の減額補正ということになっております。  次に、第7目いこいの里費において、補正額574万5,000円を計上いたしております。これは、あぐりの丘運営費において、当初予算の時点では会社組織による運営を前提として経費を計上いたしておりましたが、平成18年度の運営が直営になったことに伴い、予算の組み替えを行うものでございます。さらに、株式会社ファームより無償譲渡を受けた建物31棟のうち、特に傷みの激しい建物2棟につきましては、補修費用を追加しようとするものでございます。  次に、第8目県施行事業費負担金におきまして、補正額7億20万円を計上いたしております。これは、県が施行する街路事業等に対し応分の負担をするものでございます。内訳につきましては、説明欄の1から5に記載をいたしておりますとおりでございます。  詳細につきましては、都市計画部提出の委員会資料によりまして、それぞれの担当課長からご説明をいたします。 98 大久保いこいの里事務所長 では、第1目都市計画総務費に計上いたしております指定管理者選考審査委員会費につきまして、補正の概要をご説明いたします。  委員会提出資料の6ページをごらんください。今回の補正は、午前中の第87号議案の審査の中でご説明いたしましたとおり、いこいの里に係る指定管理者を選考するために設置いたします委員会の運営に要する経費として、15万円を計上するものでございます。積算の基礎といたしましては、本市が統一的に定めております委員謝礼金の単価に委員5名、開催回数5回を乗じております。  以上でございます。 99 馬場交通企画課長 第3目街路事業費につきましてご説明をいたします。都市計画部提出資料は7ページでございます。よろしくお願いします。  街路事業費、小ヶ倉蛍茶屋線緊急地方道路整備事業ほか、全部で4路線において補正をお願いするものでございます。今回の補正予算は、国の補助金の内示減によるものでありまして、緊急地方道路整備事業費におきまして減額補正を、そして、地方単独事業であります地方特定道路整備事業におきまして増額補正をお願いする内容になっております。  7ページには、平成18年度の街路事業費全体につきまして、事業ごとに当初予算、補正予算の額を記載した表となっております。  8ページでございますけれども、当初予算、補正予算ごとに財源内訳を整理した表となっております。  内容につきましては、スライドで路線ごとに説明をさせていただきます。     〔プロジェクターによる説明〕 100 馬場交通企画課長 まず、小ヶ倉蛍茶屋線でございます。当路線は、矢の平3丁目彦山橋上付近から愛宕4丁目白木市場先までの延長760メートル、幅員13メートルを白木工区として事業中でございまして、平成17年度末までの進捗率は約97%となってございます。また、白木市場先から桜木町の国立病院機構長崎病院までの1,460メートル、幅員13メートルを愛宕工区として事業中でございまして、平成17年度末までの進捗率は約88%でございます。  補正額は、緊急地方道路整備事業費で2億3,400万円の減額、地方特定道路整備事業費で同額の2億3,400万円の増額でございます。補正の理由といたしましては、国の補助内示減と、この内示減に相当する額を工事の進捗を確保するため地方単独事業に振りかえようとするものでございます。  事業内容といたしましては、スライドのピンク色で表示をいたしておりますが、レデンプトール教会上付近の工事140メートルと、それから、次のスライドでございますけれども、弥生町交差点上の建物補償1戸についてでございます。  続きまして、新地町稲田町線でございます。当路線は、広馬場商店街入り口から稲田町までの延長約400メートル、幅員15メートルで事業中でございまして、平成17年度末までの進捗率は約23%でございます。  補正額は、緊急地方道路整備事業費で1億2,000万円の減額でございますが、国の内示減によるもので、用地費に係る予算でございますので、土地取得特別会計予算においてこの減額分を補てんすることにいたしております。本年度、土地取得特別会計において用地を取得し、来年度以降の国の内示を受けて道路整備事業費で買い戻すことで考えております。内容といたしましては、用地6筆、建物補償4戸についてでございます。  次に、常盤町大浦元町線でございます。当路線は、川上町から高丘2丁目の大浦中学校付近までを椎の木工区として延長1,420メートル、幅員13.5メートルから10メートルで、また、高丘2丁目から南町までを南町工区として延長670メートル、幅員10メートルで事業中でございます。二つの工区を含めた進捗率は、平成17年度末で約69%でございます。  補正額は、地方特定道路整備事業費で100万円の減額でございます。補正の理由といたしましては、椎の木工区の丸尾神社下付近の工事に伴う仮設防護さく設置費の減でございます。  次に、中島川東川端線でございます。当路線は、常盤橋から高麗橋までの延長550メートル、幅員8メートルで事業を進めてまいりましたが、平成17年度予算において、これは18年度に繰り越しをいたしておりますけれども、工事は完了したところでございます。  補正額は、地方特定道路整備事業費で100万円の新規でございます。補正の理由といたしましては、今年4月末に完成した工事の沿線にあります家屋の壁にひびが入ったことが確認され、工事に起因する可能性があるため、建物事後調査を実施し、工事が原因であれば修復のための事業損失補償を行う必要があるため、今回補正をお願いするものであります。内容といたしましては、建物事後調査費と事業損失補償費でございます。  以上4路線での補正額の合計は、資料8ページの一番下に記載をいたしておりますけれども、事業費といたしまして1億2,000万円の減額でございますが、小ヶ倉蛍茶屋線で2億3,400万円を国の補助事業から市の単独事業に振りかえておりますので、財源内訳といたしましては、国の補助が1億9,470万円の減、起債が5,920万円、一般財源が1,550万円の増となっております。  9ページには、市で施工しております街路事業の位置図を添付いたしております。  説明は以上でございます。 101 大久保いこいの里事務所長 次に、第7目いこいの里のあぐりの丘運営費について補正の概要をご説明いたします。  資料の10ページをごらんください。今回の補正理由につきましては、先ほど部長がご説明いたしましたとおりでございます。  次に、補正の額といたしましては、賃金、需用費、役務費及び工事請負費を合わせまして574万5,000円を計上させていただいております。その内訳でございますが、賃金につきましては、6月議会の本委員会においてご説明いたしました、ファームより1年間の無償貸与を受けたゴーカート、ボート、パットゴルフの無料開放に伴います遊具運営のためのアルバイト及び駐車場の料金徴収、トイレ清掃のアルバイトに係る賃金でございます。  需用費の光熱水費につきましては、市が一括して支払うようになっておりますが、運営する店舗数が減少したため、その分の光熱水費が減少する見込みとなったもので、ゴーカートの運営に必要な燃料費の追加と相殺いたしまして、885万6,000円の減額となります。  役務費につきましては、ゴーカートやボート、パットゴルフの供用に係ります保険料の追加による増でございます。  工事請負費につきましては、特に建物の傷みが激しいバーベキューハウス、パン・ビザハウスの2棟の補修工事を追加することによる増でございます。  なお、資料の11ページから12ページにかけまして、あぐりの丘運営費と建物補修箇所図を添付いたしておりますので、ご参照いただきたいと存じます。  以上でございます。 102 馬場交通企画課長 第8目県施行事業費負担金につきましてご説明をいたします。  資料は、3ページでございます。3ページの左端が県施行事業と路線名、右端が市の負担額と負担割合になっております。  都市計画費の県施行事業につきましては、表に記載のとおり、国庫補助事業では事業区分に応じまして、事業費の10%、22.5%、25%が市の負担率となっております。県単独事業費では、20%と50%が市の負担率となっております。  4ページに位置図をおつけしております。先ほど見ていただいた位置図と同じでございます。事業路線名を青枠で、それから、事業箇所を青丸で示しております。同じものをスライドで移しております。  3ページの表に記載しております事業の概要につきまして、ご説明をいたします。  まず、街路事業の概要でございます。  青の1番と2番、浦上川線でございます。これは幸町工区及び元船町工区の高架橋下部工事と測量試験等を予定いたしております。  それから、青の3番でございますけれども、栄上為石線の改良工事でございます。  次に、緊急地方道路整備事業の概要でございますが、4番が浦上川線の整備工事及び用地補償費等でございます。  青の5番でございます。滑石町線で建物補償を予定いたしております。  6番は、栄上為石線の建物補償でございます。  7番は、道の尾駅前線の建物補償を予定いたしております。  8番でございますけれども、JR長崎本線の川口町から長崎駅までの2.4キロメートルを高架にする長崎駅周辺連続立体交差事業に係る側道の設計や車両基地移転に伴う環境調査を行おうとするものでございます。  次に、地方特定道路整備事業についてでございます。  9番でございますが、浦上川線の用地及び建物補償等でございます。  10番は、旭大橋線の用地補償及び道路改良工事でございます。  11番でございますけれども、道の尾駅前線の用地補償を予定いたしております。  12番は、滑石町線の用地補償でございます。  13番でございますけれども、大波止線の用地補償及び改良工事を予定いたしております。  それから、14番でございます。栄上為石線の用地補償及び改良工事を予定いたしております。  15番は、小ヶ倉蛍茶屋線の道路改良工事でございます。  次に、地域活性化事業でございますが、16番は、大波止線の電線共同溝設置工事等でございます。  それから、17番でございますが、旭大橋線の電線共同溝設置工事でございます。  それから、青の18番、19番の長崎駅周辺連続立体交差事業につきましては、関連する測量設計や車両基地移転に伴う環境調査及び高架構造物のデザイン検討を行う予定でございます。  以上、都市計画費に係る県施行事業の全体事業費54億5,400万円に対しまして、市の負担金といたしまして7億20万円を計上いたしております。  説明は以上でございます。 103 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。 104 平野だいとし委員 第8款の土木費の第5項都市計画費第1目の都市計画総務費、この中のいこいの里の先ほど出てまいりました指定管理者選考審査委員会の謝礼のところが関連で出てきているんですけど、先ほど意見で、今、5人決まっているけど、1人か2人追加はどうですかということで、先ほどの、あの中では条例とはまた違うから、私の受け取り方としては、6人でも7人でもいいのかなと思っていたんですけれども、これはもう5人ということで、追加はできないということですかね。 105 椎木都市計画部長 午前中の質疑をいただいた中で、ユニバーサルデザインの、いわゆるテーマパークといいますか、そういった形での造詣を持たれる方を委員にというお話でございました。現在、5名ということで考えておりますけれども、この中で、例えば、1番の公認会計士または税理士、2番の中小企業診断士、こういった経営にかかわる部分の委員さんをこういうふうな形で今考えておりますけれども、もう少し検討をさせていただいて、そういった造詣を持たれた方というので適当な方がいらっしゃったならば、この経営に関する部分についての委員さんをお一人、そういう形の委員さんに変更するということも少し検討をさせていただきたいというふうには思います。基本的には、今こういうふうに考えておりますけれども、そういうことをちょっと検討させていただきたいと思います。 106 平野だいとし委員 わかりました。5人の枠はもう決まっているということで、その中でそういうユニバーサル的な考え方を持った方を1人どなたか、この中の1人、どういう感じの人が減るかもわかりませんけどね。  もう1つ、私これは要望なんですけど、このいこいの里なんかは、やはり公共施設としたら公共施設になると思うんですよね。こういう建物を建てるとか、こういう計画をするとかいうときに、そういうユニバーサル的な弱者の立場に立った人の意見、その見方というか、これをやっぱり今からユニバーサルの社会になっていきますので、必ず必要じゃないかと思うんですけれども、本市の場合、こういう公共の建物を建てるときに、例えば、車いすの方とか、障害者の方とか、子どもさん方とか、そういう方の目線で計画する。何か建物を建てたいとき、計画するときには、そういう意見を聞くような、そういうようなものはないんですかね。  私は、この中で必ずそういう人は入っているという常識で考えていたんですけれども、まさにそれが今抜けているんですけれども、そういう視点というのが今からまた出てくると思うんですけれども、新しく建てたり、こういうものを広げていくときには、そういう人たちを必ず入れるようなことをぜひしてほしいなと。今、現状がどうなのかということが、もし回答できれば回答していただきたいし、私も意見として終わりたいんですけれども、何かありましたら、コメントをいただければと思います。 107 椎木都市計画部長 今回のこの件に限らず、いろいろな市が設置いたします委員会、そういったものにユニバーサルデザインに造詣の深い方を入れるという、そういったことのご趣旨だと思いますけれども、私どもとしては、交通の関係につきましてはバリアフリー基本計画等を策定いたしまして、そういう中でいろんな形で、公共交通機関でございますとか、交通関係のバリアフリーというのを推進する立場でおりますけれども、一般的な委員会等の構成については、特にそういったものを今の時点で定めたものというのはございません。  ただ、そういうふうな委員のご指摘のような考え方というのは、今後ますます重要なものになっていくということは、私どもも十分考えられることだというふうに思いますので、それがひいては、こういった委員の構成の皆さんがそれぞれユニバーサルデザインの考え方を持っていらっしゃる方だというような形になっていけば、それがまた一番よろしいことかなというふうにも思いますので、この部分につきましては、私どもが所管をしますいろいろな委員会とか、そういったものを今後設置するとか、こういう場合には考慮をさせていただくと、そういうふうな検討をさせていただくということで考え方を表明させていただくにとどめさせていただきたいと思います。 108 内田隆英委員 第1点のいこいの里の役務費の中で、遊具保険料の追加による増という、128万円上げているんですけれども、ゴーカートとか、そういった遊具等、増加ということで、遊具をファームから無償貸与とかいろいろして、遊具そのものがまたふえたんですか、増加ということは。 109 椎木都市計画部長 遊具につきましては、1年間に限りファームから、設備といいますか、そういったものを無償でお借りするという形で、例えば、機会があればそういったものも開放をしながら集客というのができないかということを考えておりましたけれども、やはり考え方として、当初は、例えば土曜、日曜に限定しようかと、そういったいろいろ。 110 毎熊政直委員長 椎木部長、答弁を簡略して、要するに借りたけんさ、保険ば掛けましたと、そう言えばよかたい。もう一回答弁してください。 111 椎木都市計画部長 ただいまの件につきましては、無償で貸し付けを受けております遊具を市が運営するということに伴って生じる保険料という形でご理解をいただきたいと思います。 112 内田隆英委員 わかりました。そうした保険料ということですね。追加による増ということですから、何かまた新たに買ったりなんたりしているのかと。こういう記載の仕方がおかしいんじゃないかと、追加による増と。
     もう1つですけれども、施設の補修なんですけれども、10年ぐらいしか、10年もまだたっていないと思うんですけれども、建物も亀裂が縦横に走っているわけですよね。そうした中で、この施設を、今回は傷みがひどいバーベキューハウス、パン・ピザハウスということなんですけれども、全体的な補修という、そういったことをやらなくていいのか。ちょこちょこするんであれば、遊びに行った方々が今にも何か壊れそうな、見た目が悪い施設に食事をしに行くとかじゃなくて、きちっとやっぱりすべきところはして、小出しみたいにせずに全面的にやりかえて、リニューアルして集客を図るという考えなんか持っていないんですか。 113 椎木都市計画部長 建物の補修に関しましては、6月の本委員会に所管事項の中で建物現況調査の結果というのをご説明いたしました。その中で、非常に傷みが激しい、そのランクをA、B、Cというランクで表示させていただいておりましたけれども、今回お願いをいたしているのは、Aランクに表示をされた分でございます。いわゆる修繕という形で十分対応できるものもございますけれども、こういったものを年次的にきっちりと改修をすべきものはしていくという形で、今回は補正でございましたので、あえてこのAランクの部分を、2棟の分をお願いいたしたということでございます。 114 板坂博之委員 補修の件ですがね、これは当然これだけのクラックが入っておるわけですよね。クラックはクラックで補修すると思うんですが、あと全部塗りかえをやるんですか。1つの意見として、もうこの2つが一番大きいんでしょう。もう指定管理者に渡す前に全部塗りかえだけでもやったらどうですか。この建物自体、確かに雑ですよ。それはわかりますがね、せっかく指定管理者にやるんであれば、もうきれいにして渡す、それがいいですよ。それじゃなかったら要らん分は壊してしまわんですか。  私は、ちょこちょこ直すよりも、ここはもうきれいにリニューアルをするという方がいいと思いますがね。ちょっと見解があれば。 115 大久保いこいの里事務所長 今回、補修としまして計上させていただいている補正額につきましては、今ご指摘がありましたように、クラックの補修のみじゃなく、外壁の塗りかえというものを含めて全体的にやろうということでございます。  以上でございます。 116 西田実伸委員 第3目の街路事業費の中で、常盤町大浦元町線の関係をちょっとお聞きしたいんですけれども、これは私は2年ぐらい前からなんですけれども、変電所のところの上にものすごく狭いところがあって、何というのか、大浦中学校の通学路になっておるわけですね。そこの改良をしたいという、お願いしたいということを聞いたときに、立ち退きがなかなかうまくいかないとかいう理由を聞いたんですが、そこのところはもう既に立ち退きをやっているという記憶があるわけですよね、数年前から。それでまだ全然広がっていないというのはどういうことなのかなと。今回その工事が入っておれば別でしょうけれども、ちょっと見解をお聞きしたいと思います。 117 山口交通企画課街路係長 委員が今ご指摘のところの場所は拡幅計画を行っておりまして、用地の補償を半分の方は終わったんですが、継続します隣の方の用地補償が現在交渉中でございます。めどとしては、その方の要望として駐車場の確保というのがございますので、駐車場の確保を今検討中で、大体近くに今探しているようなところで、その方が了解いただければ、ご指摘の部分の改良工事は来年からでも着手したいというように考えております。  以上でございます。 118 西田実伸委員 ご答弁はわかります。しかし、最初に立ち退いた人は何年前ですか。もう大分前だと思うんですね。そういう方々は、その事業に協力して快く立ち退いているわけですよ、安全性も考えてですね。それを、隣が立ち退かないからできないということもわかりますが、その通学路でバスが1台通ったら、子どもたちは傘を差したら通れないんですよ。それをなぜ改善しないのかということを私は指摘したいんですけど、もう1年2年と待てないんじゃないですかね、もう大分待ったんですから。 119 山口交通企画課街路係長 今、委員ご指摘のところを補償したのは16年度で補償しております。もうちょっと上の部分はその前からやっておりますけれども、16年度で用地補償をやったところが一番狭く危険なところでございます。そこの部分が、先ほど申しましたように、今交渉をやっておりまして、間もなく解決のめどがつくというようなことを用地課の方からお伺いしております。  以上でございます。 120 西田実伸委員 努力されていることは認めますけれども、とにかくどうにかして通学路を確保してくださいということを強く要望して、要望だけに終わりたいと思います。 121 深堀義昭委員 このあぐりの丘の修繕工事なんですが、これは指定管理者に出す前に、再度検討する用意は全くないんですかな。内部でこれだけ検討をして、どうしても修繕をするということで予算を上げられることはわかるんですけど、やらないのも手法なんですよ。撤去することも手法なんです。これ、全部当たり前でいけば不法建築なんですよ。そうだったでしょう。この人たちの特例に任せてこの商売がされる。便利のいい、使い勝手のいい安いものをつくらせますと。法除外じゃなかったですか。もしここで事故でも起こした場合に、確認許可をとっていますか。修繕をすっとはよかばってんか、特定でしょう、これは。 122 毎熊政直委員長 通常の建築確認は、この建物はとってあるんですか、まずそこからお答えください。  調査のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時26分=           =再開 午後3時35分= 123 毎熊政直委員長 委員会を再開いたします。  深堀委員の質問に対する答弁を求めます。 124 吉井都市計画部理事 深堀議員の確認をとっていないんじゃないかというご質問でございますが、平成10年の6月22日付で確認申請の確認をとっております。検査済み証はちょっと調べていないんですけども、確認とってあるのは間違いございません。失礼しました。 125 深堀義昭委員 これ全部の棟にとってあるんですか。 126 吉井都市計画部理事 全部の棟でございます。民間の分と市の分がまじっていますんで、市の分は計画通知、それから民間の部分は確認申請ということでおろしております。  以上です。 127 深堀義昭委員 持ってきてください。完成式に出たときにですね、通常の大人が入れるような門ではなかったんですね、入り口。これは何ですかと言うたら特定なんですという報告をもらった記憶が私以外にもあられる人がおります。ということは、確認申請だけ出したら適当にやったということも考えられるんですが、それはそれであるとすれば構いませんけれど、そしたら中身を見てですね、消防法の適用を全部満たしているのかどうか、壁の圧から何から全部こんなに早く落ちるはずはない。検査済みがあるのかどうか。  というのは、新たに公金を入れた時点でそこで事故が起こったときにはどっちが責任持つんですか、指定管理者が持つんですか、長崎市が持つんですか。 128 椎木都市計画部長 指定管理者に指定をして管理をしてもらうとしましても、建物の管理者というのは市でございますから、今、深堀議員がおっしゃったような場合には市が責任を負うという形になります。 129 深堀義昭委員 それでは、確認書は後ほどで結構です。提出を願います。 130 毎熊政直委員長 それでは、ほかにないようでしたら質疑を終結いたします。  理事者交代のため暫時休憩いたします。           =休憩 午後3時38分=           =再開 午後3時40分= 131 毎熊政直委員長 委員会を再開いたします。  ここで皆様方に確認をお願いいたします。  次に、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費と、次のですね、第8款土木費第5項都市計画費における道路公園部の所管の部分の審査をお願いいたすんですけど、午前中にお話させていただきましたように、まず、えがわ運動公園に係る部分以外についての審査を先に行い、そしてその後、第11款、第8款、それぞれの審査が終わりましたら、えがわ運動公園に係る部分をまとめて審査をしていただくようにしたいと考えておりますので、そのようによろしくお願いを申し上げます。  それでは、第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費のうち、えがわ運動公園に係る部分以外についての審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 132 中川道路公園部長 第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費における道路公園部所管の補正予算についてご説明いたします。  平成18年度長崎市一般会計補正予算(第1号)の予算説明書の64ページ、65ページをお開きいただきたいと思います。  これは、本年4月から7月までの大雨によりまして市内の道路、河川、公園にがけ崩れなどの災害が発生いたしましたので、その復旧に係る予算の増額補正をお願いするものでございます。  予算説明書の65ページに記載のとおり、第1目道路橋りょう河川災害復旧費におきまして、【補助】道路災害復旧費は3億2,800万円、【補助】河川災害復旧費は1,000万円、【単独】道路災害復旧費は2,200万円をお願いいたしております。  なお、このうち市道3路線の復旧工事2件につきましては、年度内の工事完了が見込めないことから、予算説明書の70ページ、71ページに記載のとおり繰越明許費をお願いいたしております。  次に、第2目都市計画施設災害復旧費におきましては、【補助】公園災害復旧費として4,600万円お願いいたしております。  なお、これには7月の豪雨により被災しました、えがわ運動公園に係る3,300万円を含んでおりますが、えがわ運動公園につきましては、後ほど説明をさせていただきます。  えがわ運動公園以外のものでございますが、畝刈町のあじさい公園が被災しており、1,300万円の災害復旧費をお願いするものでございます。  各補正予算の内容につきましては、それぞれ担当課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。 133 鳥巣道路維持課長 道路維持課所管の道路災害復旧費につきましてご説明申し上げたいと思います。  道路公園部提出資料の51ページに補正概要を記載しておりますので、ごらんいただきたいと思います。  今回は先ほどの説明がありましたとおり、4月から7月までの梅雨前線豪雨によりまして道路法面や路面等に多数の災害が発生いたしましたので、その災害復旧を行うための増額補正をお願いするものでございます。  内容につきましては、51ページの下の表に豪雨ごとの内訳を記載しております。各豪雨月ごとの件数、金額を旧市内と7行政センターに区分しまして記載をしております。  なお、災害復旧費の内訳でございますが、中ほどの補正予算概要に記載していますとおり、公共災害、これは道路幅員2メートル以上、1カ所60万円以上で国の補助事業によります復旧を行う予定箇所が17件で3億5,500万円、公共災害に該当しない60万円未満の単独災害で復旧を行う予定箇所は34件で4,000万円、合計51カ所の被災件数で金額3億9,500万円となり、現計予算との差額の補助分3億2,800万円と単独分2,200万円の合計3億5,000万円の不足が生じるため、今回増額補正をお願いするものでございます。  主な被災箇所につきましては、プロジェクターを用いてご説明をいたしたいと思います。     〔プロジェクターによる説明〕 134 鳥巣道路維持課長 まず、市道女の都昭和町線道路災害復旧事業についてご説明をいたします。  プロジェクターの位置図をごらんください。長与町へ向かう県道の女の都入り口交差点から女の都団地に向かって約500メートル進んだ赤色で着色をしております箇所でございます。  被災写真をごらんください。6月25日の豪雨により発生しました道路法面崩壊でございまして、被災延長37メートル、高さ18メートル、奥行き18メートルの被災状況となっております。  なお、当路線は朝夕の交通量も多く、またバス路線でもあることから、応急工事として仮設防護さくを設置しまして7月15日から片側通行をいたしております。今後、今年度末までに復旧工事を完成し、全面交通開放ができるよう早急な工事発注を予定しております。  続きまして、市道三重町樫山町線道路災害復旧事業についてご説明をいたします。  プロジェクターの位置図をごらんください。国道202号から樫山町に向かって約200メートル進んだ赤色で着色をしております箇所でございます。  被災写真をごらんください。6月27日の豪雨によりまして発生しました道路法面崩壊でございます。延長43メートル、高さ17メートル、奥行き22メートルの被災状況となっております。  また、当該市道もバス路線であることから、応急工事としまして既に仮設防護さくを設置し、現在片側通行となっております。  続きまして、外海地区に位置しております市道神浦向町2号線及び3号線道路災害復旧事業についてご説明をいたします。  プロジェクターの位置図をごらんください。神浦小学校より上流側に位置しました神浦川河川公園に隣接する神浦向町3号線から上部の2号線まで及んだ赤色で着色をしております箇所でございます。  被災写真をごらんください。6月25日の豪雨によりまして発生いたしました地すべりによる道路法面崩壊でございまして、延長63メートル、高さ37メートル、奥行き64メートルの被災状況となっております。写真でおわかりのとおり、公園横の神浦町3号線は崩壊土によりまして通行不可能となり、現在河川沿いの迂回路を利用しております。  また、公園の上部法面に位置しております神浦向町2号線につきましては、路面に2メートルを超える段差が現在生じて崩壊をしております。下の写真になりますが、現在、全面通行どめとなっておる状況でございます。  最後に、琴海地区に位置しております市道琴海尾戸町16号線道路災害復旧事業でございますが、プロジェクターで位置図を示しております。尾戸半島に位置しまして、尾戸小学校に向かう途中の市道で、赤色で色を塗っておりますところが被災箇所でございます。6月26日の豪雨により発生いたしました道路の路肩部における道路法面崩壊でございまして、延長11メートル、高さ15メートル、奥行き12メートルの被災状況となっております。  なお、道路につきましては、現在通行どめはいたしておりません。写真でおわかりのとおり、今回の法面崩壊によりまして下の家屋1棟が被災をしております。今後、家屋所有者との協議が整い次第、早急な工事を発注する予定でございます。  災害の補正については、以上でございます。  なお、繰越明許につきまして、提出資料の58ページに繰越金額を、59ページに2カ所の位置図を記載しております。ごらんください。  今回、繰り越しの設定をお願いいたしますのは、先ほど道路災害復旧費の増額補正をお願いし、その中でご説明をいたしました主な被災箇所のうち、三重町樫山町線道路災害復旧事業と外海地区の神浦向町2号線及び3号線道路災害復旧事業でございます。  繰り越しの理由としましては、両事業とも地すべりによる道路法面崩壊でございまして、現在、地質調査及び、ひずみ計によります動態観測を実施いたしております。今後、県、国との工法検討の協議を行い、11月末予定の国土交通省の第四次災害査定を経て工事着手するようにしております。  また、工期も6カ月以上必要であることから年度内完成が見込めないため、今回、同時に繰越明許をお願いするものでございます。  以上でございます。 135 樋口河川課長 資料の52ページから53ページをお開きください。河川災害復旧費についてご説明いたします。  本年4月の梅雨前線豪雨により、琴海形上町四戸ノ川において河川護岸に災害が発生しましたので、その復旧を行うため補正をお願いするものであります。  内容でございますが、復旧延長40.8メートル、環境保全型ブロック積み188平米、復旧費1,000万円でございます。  次に、プロジェクターで概要を説明したいと思います。     〔プロジェクターによる説明〕 136 樋口河川課長 被災箇所は準用河川四戸ノ川でございます。  被災箇所が4工区に分かれておりまして、護岸側の2工区が護岸が倒壊している状況でございます。  先ほど言いました2工区が右側の写真で、これは被災状況でございます。  以上でございます。 137 久保田みどりの課長 公園災害復旧費のうち、あじさい公園に係るものは、道路公園部提出資料の54ページから56ページに記載をしておりますので、ご参照願います。  あじさい公園は、畝刈町の民間開発団地に位置し、平成15年6月に長崎市へ帰属した面積約1.7ヘクタールの近隣公園でございます。当公園の法面がことし6月23日から27日までの247ミリの降雨により、法面の延長34メートル、平均法長約21メートルが崩壊したものであります。  今回の補正につきましては、被災しました法面、排水溝、フェンス等の復旧を行うために行うものでございます。1,300万円の補正をお願いするものでございます。  この被災、災害復旧につきましては、ことし10月中旬に国の災害査定を受けるように準備を進めております。復旧工事は国の災害査定後発注し、今年度末の完成を予定しております。  以上です。よろしくお願いいたします。 138 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。 139 板坂博之委員 あじさい公園ですがね、これ平成15年の6月に民間から無償でいただいたということですよね。これいつ造成をしたんですか。そして、これいただいたときに検査をやったんですか。当然、造成するときにどういう指導をしとるんですか、これは。 140 久保田みどりの課長 平成15年6月に市の方にいただいたということで、帰属年月日は平成15年6月3日ということになっております。  それから、検査済み発行が同じ平成15年6月2日ということですので、そのときに市のそれぞれの所管の部署が行きまして、現場を見て確認をして帰属をするという手続を経ております。 141 板坂博之委員 後からこの、えがわ運動公園の件がありますからあんまり言いたくないんですがね、3年ですよ、3年、これが30年というならまだわかりますがね、これでね、これは大した雨は降っていないんですよ。いいですか、私はね、20年間の降水量をここに持っていますよ。6月、7月、昭和61年からね、平成17年まで。ことし以上に降った年、6月は6年あるんですよ。7月は4年間あるんですよ、ことし以上に降った年が。もうあなたたちはね、不思議でならん。何もせんで、はい、わかりましたと言うてそのまま引き受けとるんでしょう。どこが検査したんですか、呼んでくださいよ。たった3年ですよ、こりゃあ。     〔プロジェクターによる説明〕 142 久保田みどりの課長 この場所がですね、上には大きなグラウンドがありまして、そして、左側の方に野球ができるグラウンドがあるんですけども、そのフェンスが、今、高尺フェンスがありまして、フェンスの内側にずっと側溝が設置してあります。そしてグラウンドの真ん中から両方に勾配をそれぞれ分けて、左の奥の方が高い方で、そのグラウンドに降った雨が両方に分かれていくんですけれども、側溝の方に流れてきまして、今、被災箇所とそれからグラウンドの分ですけども、ここら辺がグラウンドの中心ですけども、これから両方に水勾配が分けてありました。そして、ここら辺にも側溝が流れております。それから、この法面の上にも側溝が流れておりまして、これから川に下ると。これが川ですけども、今回ここに降った雨が南側の風に吹かれてこの部分に集中的に、側溝のですね、コンクリートぶたと、それからグレーチングぶたがここに交互にしてあるんですけども、そのコンクリートぶたの方を乗り越えてここに集中的に来て、水がここに入ったという想定がされます。 143 板坂博之委員 いや、それはわかるんですよ、その原因はね。原因はそうでしょうけど、こんなもんあんた修繕するためにもろうたみたいなもんですたい、これは。違うんですか。いや、これは道路公園部の責任じゃないから、もうあんまりやかましく言いませんけどね、おかしいですよ、これは。3年で大した雨は降っていないじゃないですか。あなたたちは集中豪雨、集中豪雨と一生懸命言いよるけど。これは恐らくね、民間がここを造成するときの僕は検査に問題があったと思いますよ。おかしいよ、もうとにかくおかしい。 144 中川道路公園部長 板坂委員ご指摘のとおり、民間の開発にした場合につきましては、都市計画法の開発の許可に基づきまして調整区域のときには公園緑地6%、市街化区域内は3%という法的な、そういった一定の面積を開発事業者の方でつくりまして、市の方に開発が終わった後は無償で寄附するという形になっております。その場所とか、工法とか、どういう形の公園を整備するかというのは市の方と道路公園部の、当時はみどりの課だったと思いますけども、そちらの方で協議がなされます。その中で当然管理者という形でこういった将来の管理を含めてですね、こういった形でつくるというふうな形につきましては、事業者とずっと協議をしながらやっていくわけでございます。  今、板坂議員さんご指摘のとおり、引き取ってこれが平成15年でございますから、まだ3年余りのときにですね、こういった形で起きるということにつきましては、今後検査、また、公園をつくるときの協議を受けるときの工事の施工の方法などにつきましても、十分今後は気をつけながらですね、この公園につきましては、開発業者と十分協議をしていくように今後やっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 145 中村七生委員 今のあじさい公園ですけども、この団地はまだ販売中であると思うんですけど、どうなんですか。 146 中川道路公園部長 どれくらいの販売数が、売れているかというのは私も数字的には知っておりませんけども、確かに、まだ今一部の部分ではですね、たしか販売をして、まだすべてに住家が入っているということではないと思います。 147 中村七生委員 あじさい公園については、一応市が受け取っているから市の責任になるでしょうけれども、やっぱり道義的な問題が発生すると思うんですね、道義的な問題が、中川部長ね。ここは開発業者はだれですか。
    148 中川道路公園部長 たしか、東亜地所じゃなかったかというふうに記憶しております。 149 中村七生委員 そしたらね、東亜地所、この会社に申し入れをしてね、やはり負担させるべきだと思うんですよ。  いいですか、そのくらいのね、強い腰でいかなければ、もらったわ、一雨で吹き飛んだような、それでまた工事費も出さにゃいかんと。できないんですか。 150 久保田みどりの課長 確かに、そういうふうに私たちもそう思うんですけども、検査済み証を長崎市として平成15年6月2日に出しておりますので、気持ちは私もそういう気持ちでいっぱいなんですけども、申しわけございません。 151 中村七生委員 よくわかりました。やはり、もう権利義務の問題もありますしね、市の方が義務を果たしていかにゃいかんということでしょうから、それでよくわかりました。もうこれ以上は追及いたしませんけれども、今後こういうことがないようにですね、ひとつ開発についても、途中の、その工事中であろうけれども、立ち会い等はね、しながらやはり今後進めていただきたいなということを意見要望して、終わりたいと思います。 152 田中洋一委員 今、各委員からの質疑と答弁を聞いててですね、やっぱり納得いかないですよ。これは市が受けたからその後の工事の責任というのは市にあるかもしれんけども、受けるときの検査体制というのはどういうものをやったのか。そしてわかったと、それじゃ受けましょうという、その検査体制はどういうふうになっているのか、そして具体的に何をやったのか、もう少し詳しく答えてください。 153 久保田みどりの課長 いろんな施設として受けますので、例えば、公園の検査のときには私たち管理者が現地に行きまして、最初、設計の段階から、まず公園の、先ほど全体の3%以上公園をつくりなさいと。で、これつくりましたと。その場所でできているか、それからあとの遊具だとか、それからフェンスだとか、そういう排水溝だとか、計画どおりにできているかどうかということとか、それからあと、法面の勾配がちゃんとあるかとか、あるいは植栽がちゃんとできているとか、植わっているとか、そういうふうなことをチェックしながら検査がされていきます。 154 田中洋一委員 やりとりしても同じことになるのかと思うんですけども、この手の公園を市に帰属をする場合にまず第一にやらなきゃならんのは安全面の確認だと思うんですよ。それがたったの2年程度でこういうことになるというのは、やっぱりそこのところのですね、帰属するときの点検、検査体制に不備があったと言わざるを得んというふうに思います。  先ほど部長の方からも今後こういうことがないようにという話でしたんで、やはりそこには検査体制の瑕疵そのものがあったんだなという気はしているんですけども、もうこれ以上言いませんけども、いずれにしても、そういう体制ではですね、これからの問題もありますんで、本当に今回のようなことがないような検査体制、それからしっかりしたチェック、そういうことをしていただきたいというふうに思います。 155 飛田典子委員 先ほどの中村七生委員のご意見、開発したその企業ですか、どこなのかということで問われまして答弁されましたけれど、私の意見がそういう場合にね、ご意見申す場合に参考になるかどうか自分自身が感じたことをちょっとお話してよろしいでしょうか。  ここの場所のバス停、豊洋台の終点の位置はどんななりますかね。といいますのは、そのもう少し上の方だと思うんですけれどね、バス停。市民の方が公共交通機関で利用しているバスの終点。  といいますのは、私は豊洋台ってどこだろうと。最近開発した団地かなということで、まあ人に聞かなくてもバスに乗れば、もう当然、正確に着くかなということで行きました。部長こちらも向いていただいて、すみません。行ってきたんですよ。そして、終点でおりまして、まだ、その住宅の戸数は少なかったのは確かですよ。だから、わあ寂しいところだなというところで、畝刈におりるのにちょうどいいのかなと、方向としては。ずうっと携帯で連絡入りながら。すみません、いいですかね、もう少し。歩いていくときにですね、えらい急傾斜というか、歩きながらね。こういうときに、もしもそれこそこれを想定して、こんなになったから言うわけじゃないんですけれど、水がね、もしも大雨のときなどは、排水などはどうなるんだろうというのは私はもう体で感じましたね。それで、ずっとおりていきまして民家がたくさんあるところ、畝刈団地の少し上の方なんですけれど、民間からの取りつけ道路としてこんな工法もあるのかという、ある意味勉強になったと言えば勉強になった。その家から市道ですかね、団地から下る、この取りつけ道路にですね、コンクリートで塗りまして、そして、ジグザグにすべりどめに自分でしたのか、業者がしたのかね、こういうふうにしなければ歩けないところなのかというぐらいにちょっとね、地形的に私がですね、これは個人的に感じたことで、そういうところの公園といいますかね、市がよく、今言う、よく検査もしないでとか、受けるときの、この検査体制と田中委員もおっしゃった。そういうところは本当に厳格に、厳重にね、よく検査をして受けるべきではなかろうか、ただ、あげるからというて、はいというね、そんなもんじゃなかったと思いますけれども、何というかな、私、この豊洋台の地形そのものの開発にね、ちょっと疑問を感じました。これはあくまでも、すみません。こんなことを委員会で言っていいんでしょうか、率直に私現場に行きまして。 156 毎熊政直委員長 意見として聞いときます。 157 田中洋一委員 先ほど、開発業者のその責任は問えないのかということに対する答えをいただきましたけど、ほかの議案で市道の認定の問題が出てくるんですよね、同じところのね。豊洋台1号線からずっといっぱいあるやつですね。とにかく、この図面の道というのが恐らく市道で今度は認定されるということになると思うんですが、これは同じ開発業者がつくった道路ですよね。そうすると、これは議案別なんでちょっと物が言いにくいんですけども、やっぱり業者に対する市としての、責任問題というのはやっぱり一言言っとかんといかんのじゃないかという気がするんですけども、その辺は市道の認定のかかわり等含めてどうでしょうかね。 158 中川道路公園部長 先ほども少しご答弁させていただきましたけども、この団地は都市計画法に基づきまして開発の許可をとって開発を行っているという団地でございます。この中の市道につきましても、当然、市道の認定基準に合うような形の勾配であり、幅員であり、道路の側溝の断面であるという形を開発業者と、それぞれ将来、公共施設として移管を受ける部署が協議をした中でこのような形で最終的にはつくって引き取るという形になっております。  引き取るときには、先ほども言いますように、まず、現地を立ち会いしまして、悪いところは修正をお願いして、そして、最終的にこれで引き取る側としてはこれでいいという判断のもとに帰属を受けるという形になりますので、帰属を受けた後につきましては、市の方の管理という形になっていこうかと思います。  以上でございます。 159 川下勝己委員 この豊洋台はですね、実は私の自宅の上の方なんで大体様子はわかってはおるんですが、今回このあじさい公園ががけ崩れしたということですが、私が一番心配していたのはですね、その下の道路の、回って迂曲している斜面がありますが、ここが急傾斜地なんです。その下には家があるんです。場所わかりますか。要するに、その図面から言えばですね、赤の大きいマークがありますね、センターが、三重地区市民センター、それから道路をずうっと上っていくと、そのカーブのところ、そこ、そこがものすごく斜めに急傾斜して壊れかかったんで、ものすごく大きいところまで、上までその路面を削ってきちっと整備をされています。そこが急傾斜地の5軒以上ある、それに認定されているかどうか、それを確認していただきたいなと思います。  そういう急傾斜地で壊れやすい可能性があるなと僕は心配していましたんで、そういうことをひとつね、私意見として申し上げておきたいと思います。  それでは本題に入りますが、実は女の都団地のがけ崩れですね。これについては、もう崩れてから大分時間がたっていますが、あそこは交通量が激しいということで、もともと渋滞をしているところです。したがって、それについては、先ほどそれが改良する、片側通行でしょう、今は。それが完璧になる可能性というか、その日程が示されておりませんでしたので、どういう状況か、お示しを願いたいと思います。 160 鳥巣道路維持課長 先ほど説明しましたとおり、7月15日にですね、とりあえず応急的に片側通行をしておりまして、今後、本復旧を、そのまましたままですね、まあ長く見て今年度いっぱい。平成18年度いっぱいまではですね、やっぱりどうしても工事に時間を要するということですんで、チラシ等にはですね、一応全面開放するのは平成19年3月までは片側通行でお願いしたいということで、チラシにはそういう記述はしております。 161 川下勝己委員 ただ、心配したのはですね、地権者の方々と話がよくついていないという話もちょっとあったもんですから、その辺については、もうはっきり話がつきましたか。 162 鳥巣道路維持課長 今現在ですね、法面等が個人の法面というのも若干含んでおりますので、それを所有者とは今、前向きな方向で協議をしている状況でございます。まだ完全にですね、協議の一致はまだ済んでおりませんが、今そういうことで、協議中で極力早目にですね、工事を発注して、とにかく、今年度いっぱいに交通開放をしたいということで今準備をしている状況でございます。  以上でございます。 163 川下勝己委員 これは要望でございますが、なるべくあそこはですね、生活道路、通勤道路ですから来年と言わんでもっと早くできるような努力をしていただきたいというふうにしておきたいと思います。よろしくお願いします。 164 毎熊政直委員長 ちょっと川下委員の方が先ほど、あじさい公園から急に女の都の方に飛んだもんで関連がですね、ちょっと言いづらかったんですけど、あじさい公園に立ち戻って、ちょっとお尋ねします。  この豊洋台という団地はですよ、今、これは全部固定資産税かけているんですか、市は、宅地として。例えば、区画数、100区画とか、50区画を年度別に売っていってですよ、ほかのところはまだ山林のままの固定資産税とか、畑のままの固定資産税とかになっているんじないですか。ここ開発指導課長が、経験者がお二人いらっしゃいますけど、どうですかね、これ。 165 中川道路公園部長 今の毎熊委員長からのご質問の件ですけども、ちょっと私はこの豊洋台についての今の税のかけ方がどうなっているのか、ちょっと内容について熟知しておりませんので、後ほど調べてご報告をさせていただきたいと思います。 166 毎熊政直委員長 あとで結構です。  それじゃ、平成15年6月に市に帰属されたと言われましたけど、この中でですよ、仮にまだ半分以上ですね、固定資産税もかけていないと、宅地としての。山林のままで固定資産税をかけて、売るところだけ、ずうっとそのときそのとき二、三十区画ずつですよ、かけていくということであればですね、3%の公園もその率で市に帰属するべきじゃないですか。そんな市にもらうとこだけ全部、先に公園もらったと、検査もようせんで。そうしたところが雨が降ったらがさっと。下はバス道路ですよ。だから、また、えがわ運動公園の部分と重複しますけど、中をここは埋め土なのか、切り土なのかですよ。そういう調査もよくせんでもらうだけもろうて、それはさっき久保田課長が答弁されていましたけど、それはあくまでも目視じゃないですか。図面の埋め土をどういうことで埋めてきたのか、そういうのをきちんと精査してあったのかどうか。ただ、遊具がありまして植栽が植えてありましたと、水路がつくってありましたということは、そりゃ我々素人でもわかるんですよ。問題は埋め土であるならばどういう土圧で埋めてあるのか、切り土なのか。切り土であれば、そういう崩落の危険性はかなり低いわけですよね。だから、そこら辺を僕はきちんと調べて市がもらうべきじゃないかと。  だから、先ほど、まだ固定資産税も全部ほとんど取っていないのにですよ、もらうとこだけ先にもらって、そして、もらった途端、雨が降ったら全部市が負担してですよ、こういう急傾斜地の被災が、復旧工事をしなきゃならないと。民間のとやったら民間が全部やっとると。5軒以上しかだめでしょう、急傾斜のあれも、補助があるのもですよ。そういうルールがある中でこういうのはですね、もう市の公園がもろうとっけん市のもんだから市が全部出しますて、どうも納得できないところがありますので、この団地が固定資産税が平成15年6月当時に何%固定資産税かかっていたのか、そこら辺調べて後で教えてください。 167 久保田みどりの課長 先ほど、現地調査をするときにどうだこうだということだったんですが、先ほど言いましたように、設計の段階からいろんな断面図だとか、造成図だとかを見ながら、途中でその設計の内容を確認していきます、通常はですね。そして、例えば、公園の技術の標準解説書とか、それから技術、道路土溝の設計の要領の基準だとか、そういうものに、例えば、勾配が合っているかどうかとか、そういうふうな基準を設計の段階で一応チェックをしていって、そのとおりに現地にできているかということを確認しながらもらっていくという流れになるということです。ちょっとさっきの説明が悪かったですけども。 168 毎熊政直委員長 久保田課長、わかるんですよ。多分、開発指導をするときはかなり厳しいですよ、指導要綱は全課、20何課集まってですよ、協議に協議を重ねて雨水対策から何から全部やったはずですよ。そして、そういうことで法面の角度とか、工法とか決めてああいうふうにやったんだけど、実際こういうふうに崩れたとか、何かの原因があるはずですよね、その中で、その手順の中で。だからその最終的なチェックなりをですよ、やっぱりどっかでですよ、何かの手抜かりがあったんだというふうにやっぱりどうしても考えざるを得ないし、そして、こんな民間からすぐもらったばっかりでですよ、市がそのまますぐもう今これだけのお金を、税を投入してですね、手直し、災害復旧て、これは手直しじゃないですか、もう僕らに言わせれば。どうもこれは市民だって僕はこれを聞いたらですね、嫌な気がすると思いますよ。  だから、もう少し今のところをですね、そういう今後のこともあります。ルールも、税金もまだ、固定資産税も山のままかけとって公園だけ先とってですよ。それやったらその割合に応じて、そういう道路にしてもしかりですよ、僕はそう思いますね。  後で結構ですんで、先ほどの件は税を調べてください。  それで、これはちなみにあれですか、建設管理部の工事検査室とかなんとかは入らないわけですか。 169 久保田みどりの課長 工事検査室はこのときには入りません。 170 毎熊政直委員長 わかりました。すみません。ちょっと私の方が長くなってしまいましたけど、ほかに何かご質問ありませんか。  質疑を終結します。  次に、第8款土木費第5項都市計画費における道路公園部の所管部分のうち、えがわ運動公園に係る部分以外についての審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 171 中川道路公園部長 補正予算第1号の予算説明書の52ページ、53ページをお開きいただきたいと思います。  第8款土木費、第5項都市計画費第6目公園費につきましては、補正の内容に、説明欄1.えがわ運動公園地質調査費600万円を含んでおりますが、これにつきましては、後ほどご説明をさせていただきます。  えがわ運動公園以外のものでございますが、公園費においては、説明欄2.【補助】まちづくり交付金事業といたしまして、琴海地区の南部公園について6,000万円の減額補正をお願いいたしております。  補正予算の内容につきましては、みどりの課長から説明させますので、よろしくお願いいたします。 172 久保田みどりの課長 次に、道路公園部提出資料の49ページから50ページをご参照ください。  これは、第8款土木費第5項都市計画費第6目公園費における、まちづくり交付金事業、琴海地区における南部公園について、平成14年度から平成18年度にかけて公園整備を実施してきましたけども、国の補助金内示の変更に伴い、当初予算額の変更を行おうとするものでございます。当初は1億3,600万円でしたが、6,000万円減額をし、7,600万円にしようとするものでございます。  当公園は、今年度末で公園整備が完了する予定でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 173 毎熊政直委員長 これより質疑に入ります。  質疑を終結いたします。  理事者交代のため暫時休憩します。           =休憩 午後4時25分=           =再開 午後4時26分= 174 毎熊政直委員長 委員会を再開します。  次に、第98号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第1号)」のうち本委員会へ付託された部分及び第113号議案「平成18年度長崎市一般会計補正予算(第2号)」のうち本委員会へ付託された部分を一括議題といたします。  第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費及び第8款土木費第5項都市計画費における道路公園部所管のうち、えがわ運動公園に係る部分についての審査に入ります。  なお、本件につきましては、その審査の際に、各委員からも事前にいろんな資料等のご要望をいただいておりましたので、委員長として、えがわ運動公園の建設に係る過去の経過等の資料が必要であると判断し、最初、この事業の起案をした時点からの時系列別説明書、そして、そのときそのときの地質調査の状況、そして、これをこういうふうな形で事業をしようと決定したときの検討課長会議なり、部長会議の議事録等もですね、ある分をすべて出してくれということで道路公園部にお願いをしておりましたので、今からですね、その追加資料が用意してあるはずですので、書記により、その資料のまず配付をお願いします。        〔資料配付〕 175 毎熊政直委員長 それではですね、これは中身はまだ深くは結構です。ページごとに1ページから10ページまで、そのページは何の説明の資料だということを、まず部長の方から説明してください。 176 中川道路公園部長 資料のご説明に入る前に、一言申し上げさせていただきたいと思いますけども、今回の、えがわ運動公園の被災によりまして、同公園の多目的広場を閉鎖せざるを得なくなっております。これに関しては利用されている市民の皆様に大変ご迷惑をおかけしていますとともに、建設水道委員会の委員の皆様を初め、市議会の皆様に大変ご心配をおかけいたしまして、大変申しわけなく思っている次第でございます。  また、本日、追加提出させていただきました資料につきましては、当初の資料の提出後に発見したものでございまして、本日の提出になってしまいました。資料の提出がおくれましたことにまことに申しわけなく思っております。心よりおわびいたします。  それでは、本日提出させていただきました別冊の追加資料について、添付されています内容についてのみご報告をさせていただきたいと思います。  まず、1ページから2ページでございますけども、先般の資料の中には平成4年からのボーリング調査の結果から載せていましたけども、その前に、この1ページの報告書のこれは原本の写しでございますけども、(仮称)南部運動公園基本構想策定業務委託という調査を平成2年度にやっております。これは南部運動公園の適地を抽出するための調査でございまして、6カ所の候補地から2カ所を抽出したものでございまして、その報告書の中の2ページをごらんいただきたいと思いますけども、この中で現在のえがわ運動公園があります末石町の地質の状況についての記載があるページを抜粋して、これはコピーを載せております。これによりますと、現在地の地質の状況といいますのは、地質は黒色片岩で、推定断層、これは報告書の記載のリニアメントと書いているところでございますけども、縦横に走るため、岩盤が全般に破砕されている可能性が高く、地質的に脆弱化していることが予測される。切り土法面に対しては流れ盤となり、地質も脆弱化している可能性があり、また、法面背後には推定断層が走るので、法面の崩壊を起こす可能性が高いという地質の状況が報告されております。  次に、3ページから8ページの資料でございますけれども、これは各委員さんから、いつこの面積を、区域を広げたのか、それはいつなのか、どういうことで判断されたのかというふうなことの資料を提出を求められておりましたけども、それに関連するものが、この報告書としてありましたので、それをご説明させていただきます。  この3ページから8ページの資料につきましては、公園区域を4.3ヘクタールに拡大しようとした際の市内部の協議記録でございます。協議のとき提案された図面は追加資料の8ページでございます。この図面には、先ほどご説明しました平成2年度の調査で示されています推定断層の表示が点線で示されております。このことから被災に関係するやりとりといたしましては、4ページの上から5行目でございますけども、市長の「断層は問題ないか」との問いに対しまして、当時の部長が「問題ない。今の調査資料で可能」との回答をいたしております。また、それを受けまして技術助役につきましては、「横断図を見れば無理はないと思う」との発言があった旨の記載がございます。  次に、9ページの公園区域変更経過の平面図でございますが、えがわ運動公園の現在の完成平面図に当初からの区域の変革を記載したものでございます。緑の線で囲まれた区域が平成2年の当初案でございまして、赤の線の区域が先ほどの平成7年の変更案でございます。外側の青が今現在でき上がっている、きょう現地を見ていただいた部分の公園区域の線でございます。先ほどの協議記録はこの赤の線の区域の拡大をしようとした際のものでございます。  この9ページの平面図の下に今回被災を受けた法面でございます平面図上のAとA’間の断面図を載せております。当初案は緑色の線でございます。平成7年の変更案が赤色で示しております。最終の現在のでき上がっている線を青線で示しております。  なお、図面上に太い波線で示しております推定断層2)が、8ページの図面に先ほど点線で示されておりました推定断層と思われる線でございます。  なお、この図面にはもう一本の推定断層1)というのがございますが、これは法面切り取り工事によりまして、もう既に平地部分となって、きょう見ていただきました、あのグラウンドの部分でございます。  次に、追加資料の10ページでございますが、平成2年度から平成10年度にかけまして、いろんな調査関係を業務を委託しておりますが、その当時の担当部長、課長、係長を記載したものでございます。  追加資料の説明は以上でございます。 177 板坂博之委員 これはね、ずっと最初から説明をいただければ、例えばですよ、平成3年の3月にはね、崩壊の危険があると。崩壊を起こす可能性が高いという、このコンサルからの報告もあっとるわけですよ。そういうことがあって、ずっと今まできとるわけでしょう。これ道路公園部がね、責任持って答弁できますか、これは。まず、そこを委員長、確認をしてください。 178 毎熊政直委員長 それでは、道路公園部にお尋ねします。  今、板坂委員の方からご意見がありましたけど、機構改革等もずっと平成3年以降たび重ねあっております。そして、当時は都市計画部が公園を所管しております。そういう流れの中でですね、今これを、見てみますと、一番最初、平成2年度(仮称)南部運動公園基本構想策定業務、このときからですね、この事業を計画されたと思います。  それで、ずっとこれを見ますと、やっぱり、この平成2年、平成4年、平成5年とここら辺までですね、公園緑地課長として松本現助役がまさに担当課長としておられますので、もし部長がですね、その当時のことから事細かに全部説明できますと、なぜそうなったのか、どういう協議をしたのかということをですね、説明できると言われるなら別ですけど、もうこの際、私といたしましては、松本助役をですね、この席にお呼びをして、そしてこのときの一番最初、この事業を起案したときの状況、そのときの協議内容を覚えている範囲で全部私は説明をしていただきたいと思いますが、どうですかね、中川部長、まず全部お答えできますか。 179 中川道路公園部長 私が、今回の被災を受けまして、種々のこういった資料につきましては、自分なりに把握するためにずうっと中身を精査しながら読んできましたけども、残念ながらすべてを私が把握できておりませんので、すべてにお答えができるということではないかと思います。 180 毎熊政直委員長 わかりました。じゃ、委員の皆さんにお諮りをします。  ここにですね、ちょうどもう平成2年、平成4年、平成5年度まではですね、現在役所に残っておられるのは、もう松本助役しかいらっしゃらないわけですね。都市計画部長の古賀さん、そして、その次の都市計画、平成4年度からの都市計画部長の藤田さんはもう退職されておりますので、松本助役をこの一番最初の部分でですね、ぜひそのときの状況、考え方などをですね、協議した内容などをお聞きしたいと思いますので、よございますか、お呼びをして。 181 板坂博之委員 私はですね、これ、最初からの検証というのはね、直接議案に関係ないんですね。しかし、災害復旧費としてね、出ていますが、私はね、これは人災だと思いますよ。人災だと思います。  まず、ここをつくったときの状況をですね、きれいにやっぱり検証をして、反省をして、それから次の予算に入るということにしないとですね。たったこれ2年4カ月なんですよ。たしか平成15年もアンカーを打っとるでしょう、平成15年もね、やっぱりおかしいですよ、これは。  だから、私は、ここは今、委員長が言われたようにですね、今の助役、当時の公園緑地課長ですからぜひ呼んでですね、これは検証をせんと次に進めんと思います。ぜひお願いをいたします。 182 毎熊政直委員長 委員の皆さんにお諮りをします。  ただいま板坂委員の方からも助役の出席要請をした方がいいというご意見が出ましたから、そのように取り扱わせていただいてようございますか。  それでは、議長の了承を得ましてですね、助役の出席要請をするようになっておりますので、その手順を踏ませていただくために暫時休憩をいたします。           =休憩 午後4時40分=           =再開 午後5時0分= 183 毎熊政直委員長 委員会を再開いたします。  先ほど、各委員の皆様から承認をいただきまして、議長の了承を得まして、助役の出席を要請し、松本助役に出席をしていただきました。松本助役、お忙しい中ありがとうございます。  それでは早速ですが、えがわ運動公園の一番最初、事業を起こすときの状況等をですね、松本助役より説明をお願い申し上げます。 184 松本助役 まず、委員会の大変貴重な時間にもかかわらず、えがわ運動公園の問題の審議のために委員長を初め、委員の皆様方に大変ご迷惑をおかけしておりますことを重ねておわびを申し上げたいと思います。 185 毎熊政直委員長 それでは、助役の説明の前に資料を、皆さんの、もう一枚資料を配付させてほしいということでしたので、書記の方より、資料を配付いたします。        〔資料配付〕 186 毎熊政直委員長 それでは、松本助役説明をお願いします。 187 松本助役 それでは、今から15年前、過去にさかのぼるわけでございますけど、当時の業務内容をですね、正直にお話をさせていただきたいというふうに思います。  この南部公園の選定はですね、わずか180万円程度のコンサルタントへの委託であったわけですけども、南部の広大な敷地の中にですね、南部運動公園を選定するという、大変責任の重い仕事を携わった関係上ですね、年月がたちましたけれども、私にとってはですね、この報告書にはかなりいろんな思いが詰まっておるわけでございます。南部公園が滑ったという報告を受けましたときに、私はすぐこの報告書のことを思い出しまして、それを探すようにということで担当の方に指示をいたしました。  その目的はですね、その報告書の中にいろんな地質の問題とかというようなことをですね、私はきちっと列記しておるという記憶がございましたから、それを見ますとですね、今行っています対策の調査のやり方であったり、対策工法であったり、そういうものの重要なヒントになるという思いがあって、すぐ探しなさいという指示をいたしましたが、まあ残念ながら書庫を相当探したということも報告がありましたけども、見つからないということでありましたが、9月7日に見つかったということで報告を受けております。  当時はですね、柿泊の総合運動公園が設計が終わりですね、工事が始まった時期ではなかったろうかと思います。北部にはたくさんの公園が存在しております。その上に総合運動公園が北部方面にできるというふうなこともありましてですね、南部の地域の方々から、南部には運動ができる公園がないというふうなことでですね、行政の、どういいますか、均衡性といいますか、そういうものに対する指摘等もございまして、平成2年当時から南部運動公園建設ということに対する強い陳情が何度もあっておりました。そういう経過の中で南部にも運動ができる公園を建設するという市の方針が打ち出されたわけでございます。  そこで、まあ住民の方々はですね、正直に申し上げますけども、やはり自分の地域の近くがいいわけですから、いろんな形で場所をですね、逆に住民の方々から、ここはどうですかとかというふうな話もございました。また、ああいうところならば、もう自分たちは反対よとか、そういう非常に住民の方々が場所の選定に対して非常に関心が高い、そういう状況の中で場所の選定をいたしました。  したがいまして、公平性を保つためにどういう調査がいいかということにも私どもは腐心をいたしましたけども、私どもがとりました方法といたしましては、資料は提出しておりませんけども、南部の地域を300メートルぐらいの方眼メッシュに切りましてですね、これで100以上のメッシュができたと思います。そういう中で、道路交通上、アクセス上どうなのか、日当たりがどうなのか、まとまった敷地がとれるか、法的な問題はないかとか、いろんな項目の中で総合点数をつけまして、そして、ふるいにかけまして、その結果、今、お手元に提出させていただいております6カ所に絞った経緯がございます。
     この6カ所の中から、さらに周辺の条件であったり、敷地の条件、それから何よりも事業費、こういうものでまた新たに評価をいたしまして、いずれもメリット、デメリットあるわけでございますけども、総合評価として水産高校の横のところでございます。ここは国道499号、また江川線のクロスした、場所的には一番適地であるということで、ここを南部の公園の位置として位置づけをした次第でございます。  この南部一帯の地質を申し上げますと、これは黒色片岩とか、緑色片岩とか、いわゆる剥離性のですね、層理が発達しております。非常にはげやすいわけですね、滑りやすい。それから、一般の地質図を見ましても南部には断層の線が幾つも入っております。それはもうだれでも見れるような図面にも載っております。そういうふうなことですから、南部で大型工事をやるときは、当然この土質ということに対して細心の注意を払ってやるというのは、これはもう常識でございます。  通常、候補地の選定ということでコンサル委託しましたから、場所が決まれば大体これで調査は終わりになるわけですが、私どもとしましては、コンサルにもお願いして踏査という方法、つまり歩きながらですね、石を破片をとったり、また航空写真であったり、いろんなものと照合してやるわけでございますが、そういう中で、地質調査の結果をその報告書の巻末に添付させていただいております。それが本日ご提出させていただいた資料の2ページでございます。  この資料には、南部の土質の特徴的な土質であります黒色片岩が書いております。そして、断層が縦横に走っております。また、流れ盤、つまり、切れば流れる方向に盤があるわけでございますが、全体的に脆弱であり、法面の崩壊を起こすおそれがあるというふうなことで取りまとめがなされております。  この当該地は先ほど申しましたように、非常に利便性のいい、住民の方々からは一番希望の高い場所でございましたけども、反面、地質の悪さということの問題点を抱えておるわけでございます。  そこで、敷地をどれくらい確保できるかというのが重要な問題になってくるわけでございますが、当時の私の判断は山が非常に深い、また、ここにこういう土質が整理されているというふうなことを考えたときに、山を深く切ったらひとつ間違えばですね、どんどんどんどん上の方までいくんじゃないかなというようなことは危惧がされた次第でございます。今の土木の技術ですからきちっとしてやればですね、これは十分深く切ることも可能と思いますが、やはり費用対効果、また、安全性というふうなことを考えた場合にですね、私の段階では山は余り切らないと。したがいまして、小さく切るというようなことで方向を出しております。  ところが、南部の運動公園というにしては、この私の切らない案であればですね、平面が1.1ぐらいしかとれないわけですから、とても南部の皆様にですね、これを運動公園としてご理解いただくことはとても無理な話でございます。そういうふうなこともございまして、この比較表の中に、杠葉病院の上という案が、これは案の2であったかと思いますけども、それがあるわけですけども、これを加えてですね、二つ合わせて1つの運動公園であると、いわゆる南部に限っては特例的に2カ所分散方式で運動公園にするというふうなことを私の方で考えまして、地域の皆様にはいろんな異論もございましたけども、最終的には皆様にご理解をいただいたものだというふうに思っております。  私は、その後平成6年の4月に異動で他部署に変わりました。その後を申し上げますと区域の拡大というような検討がなされているということは私もそれは耳に入ってきておりましたけども、そういう報告書にありますような地質の問題点というのもきちっと明示しておりますので、これを遵守してやればですね、大きく切ってもきちっと安全な施工がされるだろうと、恐らく思ったと思います。そういうふうなことで、私が当初の担当者であったということで、その部署まで行ってですね、これをきちっとやんなさいとか、そういう警告とか、そういうことはですね、私としてはいたしておりません。  以上が私の担当した経緯でございます。よろしくお願いします。 188 毎熊政直委員長 松本助役、今、口頭で説明をいただきましたけど、各委員の手元にですね、あそこのえがわ運動公園のですね、この断面図が、それぞれ平成2年当初、平成7年変更、平成18年最終というふうに記載されておりますが、これにてですね、当時の状況をもう一回説明してもらえませんか。プロジェクターはなかと。     〔プロジェクターによる説明〕 189 松本助役 この緑のラインですね、緑のライン、横断図でございますけど、緑のライン、これがほぼ私が計画した切り取りの断面です。したがいまして、2段ぐらいは切るというふうな計画であったと思います。  それと、背後に、ちょっと前後しますけども、2本、推定断層というのが2本ですね、1本、で、もう1本、これが当初、平成3年に調査したときの、踏査でありますけど、推定される断層の線でございます。  それから、赤で書いておりますのが、後でわかったわけですけど、平成7年の11月に区域拡大、これは恐らくですね、私のときからもそうでしたけども、この公園をもっと広くしてくれというお声はですね、ずっと続いておりました。私が狭いところを決めてもですね。恐らくそういうふうなことで、まあ広く、公園を広げるという検討がなされたと思いますが、これが、この赤の線がですね、そのときに拡大すると方向づけをした、拡大の決裁をした、そのラインになります。  それから、現在の、現在崩壊いたしましたけども、最終的な法面というのがこの青で記した部分です。この変更の赤から青にどう変わったかというのはですね、随分調べましたけど、これは特に市の内部でですね、さらに変更の協議をして決裁したということではないみたいでございます。これは変更して、あくまできたものがですね、現地の状況とかいろいろそういうことで、ずるずると言うたらおかしいですけど、広がっていったということではないかと推測ができるわけでございます。  大体、横断で、そういうことでよろしゅうございますでしょうかね。 190 毎熊政直委員長 それでは、今、松本助役から説明を受けましたから、ただいまの説明に対して何かお尋ねになりたい方はいらっしゃいませんか。 191 板坂博之委員 松本助役どうもお疲れさまです。  きょうは助役という立場じゃなくて、平成5年までの公園緑地課長というね、立場でお尋ねをしたいと思います。  まず、平成3年の3月にコンサルから報告書が出とるんですね。で、地質は黒色片岩で、いろいろ、こう書いてありますけど、法面の崩壊を起こす可能性が高い、敷地の北側には崩壊地もあるとかね、書いてあるんですが、私はこの報告書を見たらですね、絶対平成7年に決定するようなことはないと思うんですよ。  申しわけないんですがね、当然、次の課長に引き継ぎました、これ。 192 松本助役 まず、随分昔の話ですから、私がそれを明確にどういう形で引き継いだという記憶は全くございません。  しかしながら、平成7年にこの図面をもとにですね、断層があるということで協議がなされておるということは後で、これは資料を提出させていただいておりますので、それを見ますとですね、これは確実に引き継がれていると、その証拠であるというふうに私は思っております。 193 板坂博之委員 私もですね、松本助役がね、引き継いだか、引き継いでないかわからんと言われても、この資料がある以上は、この資料がある以上はですよ、平成7年にこの地域拡大の決定をしとるわけですね。恐らくこれを参考にしてやっとるはずなんですよ。私は最初にも言いましたけどね、これは災害じゃないですよ。私は災害じゃないと思うとるんです。これは絶対ミスですよ、これは行政の。  ということはですね、もう松本助役が課長時代のところまでは一応状況わかりましたんで、それはそれでよしとしますけどね。問題はやっぱり平成7年ですよ。この決定した、御前会議と僕らは言ってますけどね。市長、両助役、それから部長を初め、担当の当時の都市計画が出とった。ここがやっぱり私は問題だと思うんですよ。  もう私は松本助役にはね、もうこれ以上の質問はありませんので、そういう認識であったということであればですね、結構だと思います。  実際は、予算には直接関係ないんです、これは。しかし、私はやっぱり2年4カ月でこういう状況になったということでね、これはね、1回検証をせんとね、どうにも先に進まんと思って、私が委員長に対して提案をしたんですけどね、そういうことでお許しをいただきたいと思います。 194 中田 剛副委員長 助役にちょっとお聞きしておきたいんですが、これは重ねて確認ということになるかと思いますが、松本助役は課長時代に、もともと南部地域の地質というのは脆弱で、そういう危険な状況というのを把握していて南部地域にいろんな施設をつくる場合は、その辺は常に前提にあったということが一つ。  それからもう一つは、平成3年のいわゆる報告書、こういうのに基づいて具体的な現在の、いわゆる、えがわ運動公園の現地ですね、地質等を分析して、その分析の結果から端的に言いますと、平成2年に決定した内容でいくべきだと、そういうものをしっかり、そういう技術的な面も含めて持っておられたというように理解していいですか。 195 松本助役 私はですね、この調査を出す前から南部地域が非常に土質が悪いということは十二分に知っておりました。だから、このわずか180万円の調査であるけども、これだけ思いを込めてやったわけでございますので、それは十分認識をいたしておりました。  そして、先ほど申しましたように、この公園は私は切れないことはないと思っております、今の技術ですから。それは相当綿密な調査をし、かつ相当なお金を投入すればですね、これは不可能じゃないと思います。  しかし、私はですね、私はどちらかといえば、安全性といいますか、お金を投資しない、投資効果のある、余りこの深い山をさわらない、もともと滑り面もこうして崩落の跡もございますし、断層もありますし、そういう状態の中では、さわらない方が適正であるというふうに私は判断をいたしております。  以上です。 196 川下勝己委員 助役には非常にお忙しい中にありがとうございます。  若干確認をしておきたいと思うんですが、報告が出されたのが平成3年3月ですが、ここに文書は非常に地質的に余りよくないというふうなことが書かれておるんです。これを見る限りでは断層がどこにあるかどうかというのが図ではあらわしておりません。この説明の段で、こっちの方ですね、これには断層がちゃんと書いてあります。したがって、この推定断層が1と2があったのは、この平成3年3月当初調べた報告書の中に明記されてあったのかどうか、その辺具体的に教えてください。 197 松本助役 この平成3年のですね、断層のラインというのはボーリングした結果じゃございません。山を歩いて石を見て、プロが見て、そして航空写真とか、地質とかと照合して、彼らはわかるわけですね、崩壊の跡とか、それで出しております。  先ほど私がスライドで説明したのは、これを投影させた形でしていますから、必ずしも正確じゃありませんけど、大体ああいう感じというふうにご理解をいただきたいというふうに思っております。これを投影させて断面に書いておる。ご質問の回答になっていませんでしたでしょうか。よかったでしょうか。 198 川下勝己委員 わかりました。確かにこの点線がですね、そういう断層というふうに判断されるわけですが、ただ、この時点では当時の課長で判断がですね、そこまで切ってはいけないだろうということの判断があったというのは確認できましたので、そういう意味におきますと判断は間違っていなかったのかなというふうに思います。  ただ、先ほど板坂委員が言われたとおり、平成7年にそれをさかのぼって切っているということが、一つに大きな分かれ目であったのかなというふうに思います。  ただ、一つだけお聞きしたいのは、この推定断層が今現在のところ、赤のマークでするととってしまっているわけですが、この辺については、下の断層についてはとってしまっていますんでね。これは上の断層がやっぱり問題に焦点絞られるのかというふうに私は素人ですが思いますが、その辺見解だけをお示しいただきたいと思います。 199 松本助役 下の断層はですね、私の時代は切らないということで計画をいたしておりましたが、現在はもう既に切って、恐らくなくなっているだろうというふうに思っております。  今、上の断層はそれから大体20メートルぐらい上に存在しているだろうというふうに、これは、その場所をまだボーリングしていませんから明確でありませんが想定しております。  それと、今回の崩壊がですね、崩壊の口が、この上の断層付近とですね、大体一致しているということを見ますと、やはりここに一つ断層があるのではないかということは、やはり判断としてですね、十分推測がされるんじゃないかと。今後の調査の中でそこのところをきちっと調査をしていく必要があるというふうに思っております。 200 平野だいとし委員 当時は助役はおられなかったと思うんですけど、この平成7年の11月13日の議事録ですね、この中で市長が断層は問題ないかということで、部長がですね、この当時の部長ですね、坂本部長ですか、が問題ないと。今の調査資料で可能ということを言われてるんですよね。そして、横断図を見れば無理ではないと思うというふうに議事録があるんですけども、これは想定の範囲ですけども、助役がプロの目で見てですね、先ほど説明したこの2の資料は確かにあったんでしょう、当時、これを見てのことで判断されたんじゃないかと思うんですけども、ここらあたりが何を見てこういうふうに判断されたのかなと、もう推測なんでしょうけども、何かアドバイスなり、答弁なり、どういうふうに。当事者じゃないからわからないと思いますけど、想定としてですね、このように問題ないと、横断図を見れば無理はないと思うような節というか、何か思い当たるようなことはないでしょうか。 201 松本助役 その点はですね、ちょっと私としてどういう判断をしたかというのはですね、なかなかわかりづらいと思います。直接私も聞いていませんし、まあいろいろ検討もしたんだろうと思いますけども、そういう総合的な検討といいますかね、机上のいろんな議論の中でそういう回答といいますか、をしたのじゃないかなというふうに推測をする段階でございまして、私からはちょっとよくわかりません。 202 飛田典子委員 1点お尋ねしたいと思うんですけれど、松本助役が当時公園緑地課長のときの、この地質、南部地域全体が大体こういうふうな地層であるということの認識といいますか、持っておられたということで。この写真の中で竹林の中ですね、山の上、これは歩いて撮った写真でしょうか。当時もこのような亀裂とか、そういうのはあったんでしょうか。 203 松本助役 平成3年の報告書の中にありますように、見ていただいたらいいと思いますけど、崩落の跡というのが今、提出している資料の中に写真がちょっとあるんですけど、つけてなくて申しわけないんですけど。当時から山が崩れた跡があったんですね。ということは、決して堅牢な地盤ではないということは言えるというふうに思っております。 204 飛田典子委員 そうした場合に住民の方たちに対して、ここが公園になろうが、どういうふうな計画、目的に利用されようが、こういうふうに大変な状況であるということに対して行政としてですね、何というのかな、何らかの手だてというのが、そういうふうな意見とか、考え方というか、なかったんでしょうか。 205 松本助役 当時、やはりここを第一候補地として決めまして、これは地域の方、大体地域のちょうどへその部分になるわけですから、この場所に異論はほとんどございませんでした。しかし、私は切らないという方向を出していますから、有効面積は非常に狭いわけですね、1.1ヘクタール。そういうことでもっと切ってください、広げてくださいという声は随分ございました。しかし、私はこういう山ですから切らない方が安全のためにいいから、切ることができませんというふうなことをお話をして、それでなかなか話もつかない部分もあったと思いますが、2カ所分散方式に、先ほど申しました杠葉病院の上を加えて、全体で公園の面積を保つというふうなことでですね、南部については、特例的2カ所分散方式というような形で私はご理解をいただいたというふうに思っております。 206 飛田典子委員 私の聞き方が悪かったと思うんですけれども、例えば、そこを公園にという市民の要望、当時はそうだったかもしれませんけれども、その公園でなくてもここは非常に危ないと、こういう亀裂もあるとかね、崩落しているとかということに対して行政として何らかのですね、事前の、要するに防災対策ですか、こういうのはなかったんでしょうかということをお聞きしたつもりだったんですけど。 207 松本助役 当時は公園つくる前ですから、自然の状態で河川までも畑とか、そういう状態ですから、何ら住民の方も危険という声もありませんし、私どもがそこに対して危険がどうこうという認識も全くない。こういうのを切って、そこで人が利用するからこそ安全性というのが出てくるわけで、当時の自然な状態でございますから、そういう声は特にございませんでした。 208 西田実伸委員 資料で質問をいたします。  この資料ですけれども、最後の追加、これは平成3年の資料ですよね。そしたら地質調査の中でこの何カ所か、6カ所ですか、やられたと思うんですけども、この中で今の、えがわ運動公園の断層と違って、ここはいいんだという断層はなかったんですか。 209 松本助役 大体、この、えがわ運動公園に的を絞って作業をしていますので、今、報告書を私は改めて全部を見てきたわけでございません。それは当然ですね、この中にも安定した、安定といいますかね、えがわ運動公園よりも土質的にはいいというところは当然考えられるわけですね、山をフラットにするとか、例えば、ナンバー2なんてそうであるし、1なんかもそうと思いますね。山をはねるわけですから何も問題ない。ただし、お金がかかる、70億、80億かかるというふうな総合判断でえがわ運動公園というふうに決めております。特に住民の方々としては位置的な問題が一番あったわけですから、国道499号、江川線のクロスした非常に利用性がいいということが優先されております。  断層的にはそれは全部が、すべてが南部が悪いということじゃないわけですから、誤解のないように申し上げておきますけど、それは全般的にですね、長崎においては南部の方が地質が悪いということを申し上げたわけでございます。 210 西田実伸委員 私もある程度、この断層を見たときにですね、例えば、土井首団地のところの断層は悪いですもんね。同じような断層ではがれるし、この前崩落があっていますよね。この前の雨のときにですね。だから、それはわかるんですけども、お金の問題はともかくとして、このときに助役が課長でされたときに、こういう断層が三つもあるのにここに決めたというのが、ちょっとよく意味がわからなかったんですけども、同じような質問をやっているかもしれませんが、もう少しその経緯を教えていただければ。 211 松本助役 これはですね、西田委員、断層はあるけども切らないと私は出しているわけですから。切らないと出しているわけですから危なくないということでございます。 212 毎熊政直委員長 ほかにありませんね。  それではですね、ここで確認をさせていただきます。  今、その平成3年度、この資料も実は大分、1カ月ぐらい前からお願いをしとったんですが、なかなか出てこなかったんですね。なかなか探し切らんということで。9月7日ですか、出てきまして、そして、その2ページ目のこの会議録、これもなかなかないということだったんですよ。いつ決定されたかというのが私どもとしては知りたかったわけですね、どういう経過をもって。  ところでですよ、今これだけ平成3年にこのコンサルの資料を持ってですね、この断層があると。そして、平成7年度も断層はあるということで、この図面をもとに協議をされた経過がこれに記載されております。そして問題は、中川部長は道路公園部長に、昨年ですね、それで久保田課長もみどりの課長はことしからですね。そうした場合、ことしの7月ですよ、ここが最初の滑りを起こしたときにですよ、皆さんはここにこういう断層があったということをご存じだったんですか。 213 中川道路公園部長 私は知っておりませんでした。 214 久保田みどりの課長 私も残念ながら知っておりませんでした。 215 毎熊政直委員長 それじゃ、平成7年から断層のことは、もう行政内部で一定置かれたわけですね、ここに断層があるということは。そう推定してもよろしゅうございますか、これはあくまでも私の憶測ですけど。 216 中川道路公園部長 ちょっと確認させていただきます。この断層がここにあるということが置かれていたというのは。 217 毎熊政直委員長 いやいや、僕の説明が悪かったんですけど、平成7年にこの事業を決定してですよ、こういうふうに工法でやりますという決定後は、もう事業部の中にですよ、ここの上に断層があるということはきちんとした引き継ぎはもうなされていなかったということですね。 218 中川道路公園部長 その点が引き継ぎがなされているかどうかというのは、ちょっと私が今いろいろ調べた中では確認できておりません。 219 毎熊政直委員長 はい、わかりました。結構です。 220 久保田みどりの課長 7月の19日から24日の災害がありまして、それで、助役にも報告をした段階でですね、自分が平成2年にこういう調査をしたはずだと、この資料があるから探せということで、そのときに強く指示されました。いろいろ探して、やっと先ほど言いましたけども、出てきたという状況で、そのときに私が初めてそういうことを知ったという状況でございます。 221 毎熊政直委員長 はい、わかりました。 222 板坂博之委員 平成5年まで当時の公園緑地課長の松本課長ですよね、当時ね。当然、この平成3年の3月に上がってきたコンサルからの報告書を見て、地質が悪いので崩壊の危惧はあったという判断をされておるわけですよ。問題はね、私はその後だと思いますよ。当然、引き継ぎもされている。だから、平成7年度にね、さっきも言いましたけど、市長、助役、それから都市計画部入ったですね、そのときのね、決定をした議事録も当然あるわけですから、私はそこの方たちを全部やっぱり呼んで、ここに出席していただいてですね、話を聞くというのが一番原因究明にわかりやすいのかなというふうに思うんですが、お諮りをお願いいたします。 223 毎熊政直委員長 それでは、皆様方にお諮りをいたします。  ただいま板坂委員の方からですね、ここに皆さんの手元に資料として議事録もあります。これは名前もはっきり記載されておりますし、内容も全部記載されております。そして、10ページを見てください。追加資料の10ページ、今、一番最初、平成2年度からこの事業を始めたとき2カ所案ということで、ここはさわらないということで基本的にもう決めとったものを平成7年度に区域拡大決定が11月に行われています。板坂委員の方から、問題がこの平成7年度、平成7年区域拡大をしたときに安全対策をどのように考えたか、どのように講じようとしたか、そこの事実関係を聞いてみないと、この事業の精査というのができないというご意見で、これを見ますとですね、今、当時の公園緑地課長、本村課長ですけど、ただいま、まちづくり部長の職についておられます。  ただ、あとはですね、当時の都市計画部長、平成6年度から平成10年度までですね、坂本、当時の都市計画部長が、今、外郭団体ですかね、定年をされまして、原対協ですか、勤務されていると伺っておりますが、これは委員会としてはですね、事務局に尋ねたところ、強制力はないそうですけど、委員会として坂本部長にもぜひ来ていただいて、平成7年度の、その断層は大丈夫かと、市長の質疑に対して大丈夫ですよと言ったその根拠を当時の課長である本村現まちづくり部長も含めてお尋ねして、それからまた、いろいろ皆さんのご判断を仰ぎたいと思いますが、そのような取り扱いでよろしゅうございますか。 224 中田 剛副委員長 私もそれは異論ないんですが、そっちの方がね、いろいろ中身を掌握する方法は早いというように思います。  ただし、やはり行政の継続性もありますから、現在の部長、それから課長の見解も聞きながらね、その過程で参考人みたいにして来てもらうと、こういう形に取り扱ったらどうでしょう。 225 毎熊政直委員長 わかりました。質疑等はですね、一定のそういう配慮をしながら、そしてまた、質疑のやり方も含めてですね、それはまた、十分配慮をやりながら行いたいと思いますが、基本的に本村現部長は当時課長という一番の事業責任者という立場でもありますし、坂本部長もまだそういう形で、今、外郭団体におられることですので、公務員のまだモラルなりはきちんと持っておられると私は考えておりますんで、ぜひこの参考人として委員会に出席を正式にまた議長にお願いして要請をして、明日、そこのお話をですね、まだ現時点ではわかりませんけど、少なくとも当時の平成7年度、公園緑化課長、本村現まちづくり部長はですね、出席はお願いできると思いますので、まだ坂本前部長に関しては、まだこの場では確定は言えませんが、出席要請を正式に行いたいと思います。  きょうですね、まだ時系列別にずっと今、この事業の当時の業務担当から事の流れから、今説明を松本助役から受けたんですけど、途中ではございますが、そういうことで、明日また新たに参考人をお招きしてですね、お話を伺ってから、この議案を進めていきたいと思いますので、本日はこれで閉会をいたしたいと思います。よろしゅうございますか。  それでは、以上で本日の委員会を閉会いたします。           =閉会 午後5時38分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成18年11月16日  建設水道委員長    毎熊 政直 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...